90年代に日本で一世を風靡したPRO-Kedsが復刻。名作「ロイヤル」を日本製でアップデート！について
90年代に日本で大ブームを巻き起こした、アメリカ生まれのスニーカーブランド「PRO-Keds(プロケッズ)」。当時、藤原ヒロシ氏が注目したことで話題となり、オールドスクールの新定番の地位を確立したスニーカーブランドだ。
そんなPRO-Kedsが時を経た今、日本のモノづくりにより復刻。当時のディテールや雰囲気を忠実に再現しつつ、現代の機能性や技術を用いてアップグレードしたモデルを展開している。
ニューヨークのアイコンが、日本で大ブームを起こした理由
最初に、PRO-Kedsについて紹介しておこう。1949年にスニーカーブランド「Keds（ケッズ）」のプロスポーツ仕様ブランドとして誕生したPRO-Keds。1960年代には多くのNBAプレイヤーが愛用したプロバスケットプレイヤー用スニーカーのパイオニアだ。70年以上前に、スタープレイヤーたちから愛されていたスニーカーと聞けば、当時いかに機能的でスタイリッシュと評価されていたかが想像ができる。
1970年代に入ると、PRO-Kedsの活躍の舞台はコートのみならず、ストリートへと拡大していく。ヒップホップアーティストの愛用をきっかけに、若者を中心にファッションシーンでの着用者が増加。ニューヨークのアイコンとして存在感を示し、その後もブレイクダンサーなど様々なストリートカルチャーと結びついていった。
同時期にリリースされた、今やPRO-Kedsのシンボルとなる赤と青のパワーストライプが特徴のROYAL PLUS(ロイヤルプラス)が、後に90年代の日本で大ブレークを起こす伝説的プロダクトだ。
日本で一世を風靡した背景には、あの藤原ヒロシ氏の影響が大きい。当時、コロンビアを中心に生産されていたPro-Kedsだが、工場移転に伴いコロンビア製のモデルは希少価値のある存在に。本件を彼が雑誌の連載企画で「ラストコロンビア」と謳い、ロイヤルプラスを紹介したことで、国内在庫は瞬く間に完売。一気にPro-Kedsをプレミアムなブランドへと押し上げたのだ。
当時「西海岸のCONVERSE、東海岸のPro-Keds」と言われたほど。その後もシンプルかつ、洗練されたPro-Kedsのスニーカーは長く親しまれ2020年に転機を迎える。
過去のアーカイブモデルをもとに、PRO-Kedsが日本で復刻。当時のディティールを忠実に継承しつつも、現代に合わせアップデートされたプロダクトは日本のモノづくり技術の賜物といえる仕上がり。
しっかりとレガシーを引き継ぎ、細部にわたるまでヴィンテージを再現したプロダクトはPRO-Kedsのファンも納得の完成度。当時を知る人はもちろん、知らない人にもぜひ注目してほしいスニーカーだ。
徹底的にこだわり抜いた、珠玉の復刻モデルを紹介
ここからはPRO-Kedsのおすすめモデルを紹介する。HYPE DROPではエクスクルーシブとして、限定のオリジナルシューケース付きで販売中だ。
PRO-Keds ROYAL PLUS SUEDE "MU"
プロケッズ ロイヤル プラス スウェード "マスタード"
¥38,500(税込)
PRO-Kedsを象徴する代表するROYAL PLUSも、全て日本製でアップデート。80～90年代のアーカイブモデルのシルエットや、カラーリング、風合いまでも吟付し、スウェードレザーで正確に再現。なんとシルエットはロイヤルプラスラヴァーズたちの、私物のヴィンテージスニーカーをかき集め、それらを基にゼロから木型を完全再現したものだという。現代に合わせ、２重構造の高反発のDual layer footbed(デュアルレイヤーフットベッド)を搭載することで快適な履き心地も実現した、こだわりがつまった一足だ。
PRO-Keds ROYAL AMERICA LO "BK"
プロケッズ ロイヤル アメリカ エルオー "ブラック"
¥33,000(税込)
クラシックで直球のシンプルさが魅力的なROYAL AMERICAのローモデル。こちらも当時のアーカイブをしっかりと踏襲しており、アッパーには強度が特徴の岡山県児島産のオリジナル高密度セルビッチキャンバスを採用。ソールパターンには再生ゴムを約30%使用したビブラム社製にアップデートし、アウトソール製造時に出る廃棄物の量を減少させているサスティナブルな一面も。新旧のいいところを余すことなく凝縮したおすすめの一足だ。
PRO-Keds ROYAL AMERICA HI "BL"
プロケッズ ロイヤル アメリカ ハイ "ブルー"
¥33,000(税込)
爽やかなブルーカラーが魅力の本作は、コアなファンも多いROYAL AMERICAのハイカットモデルだ。復刻にあたり最もこだわった、注目のポイントがシューレース。オリジナルの特徴の一つでもある、定番の綿紐やファットシューレースとも異なる、絶妙なミドル幅も完全再現。特徴的なブルーのヒールパッチはあえて不揃いにし、風合いさえもアーカイブに近づけた
HYPE DROPでも「PRO-Keds」を取り扱い中
現在HYPE DROPでPRO-Kedsを取り扱い中だ。同ブランドのアイテムが気になる方は下記からチェックしよう。
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