について
アディダス (adidas)は1948年設立。ドイツのバイエルン州に本社を構えるスニーカーやスポーツウェアなど、スポーツ関連の商品を扱う企業。
1920年にダスラー兄弟「ルドルフ(兄)」「アドルフ(弟)」が、「ダスラー兄弟商会」を設立。兄のルドルフは優秀な営業マン、弟のアドルフは腕のいい靴職人としてビジネスは大きく成長した。しかし経営方針の相違から1948年に「ダスラー兄弟商会」を解消。弟のアドルフは「アディダス(adidas)」社を設立。兄のルドルフはRUDA社を設立した(これが翌1948年にプーマ(PUMA)社)。
ここからアディダス(adidas)の歴史が始まり、スニーカー界だけではとどまらず、ファッション、スポーツ、音楽(とくにヒップホップ界)に多大な影響を与える。特に音楽界には強い結びつきを形成したパイオニアと言って良いだろう。
歴史が20世紀前半までさかのぼるアディダス(adidas)ブランドは、長くスポーツシューズ(スニーカー)界の最先端に立ち、スポーツ、ファッション、音楽など数え切れないほどのサブカルチャーに影響を与えてきた。
音楽界(特にヒップホップ)との結びつきを形成したパイオニアであり、1986年のRun-DMCとの画期的なコラボレーションで、「マイ・アディダス”Run-DMCスパースター ヴィンテージ」を生み出した。Run-DMC(ヒップホップグループ)が曲の中で「スリーストライプ」を叫んでから25周年を記念したものだ。
2001年から山本耀司とのコラボ「Y-3」を通してハイファッションとの長期的な関係も築き、2003年にはニューヨークのアーティスト集団「Alife」とのコラボで「トップテン」の限定版を生み出した。
このようにアディダス(adidas)はコア商品を派生させた、既成概念を打ち破るスニーカーモデルを次々を生み出してきた。
最高のパフォーマンスをアスリートが実現する「アディダス スポーツパフォーマンス」では最新テクノロジーを取り入れ、アスリートの動きを強化するスニーカーをつくり、伝説の商品(スニーカー)や、世界的に有名なクリエイターとのコラボレなどをストリートスポーツウェアとして展開する「アディダス オリジナルス」ではアディダス(adidas)の代表するクラシックモデルが新しい解釈で再リリースされ、人々を夢中にする。
これらの商品はクラス別に販売され、最上級カテゴリの「コンソーシアム」は創造性の発揮と追求を目指したラインであり、アディダス(adidas)のコラボ企画の最先端を走っている。最近のコンソーシアム「Bサイド」はとくにスニーカーコレクターの注目度が高い。
カジュアルウェア「SLVR」を含む「スタイル」ラインの人気は言うまでもないだろう。
この10年間にアディダス(adidas)は様々なアーティストや他業界の有名人とのコラボで、驚くほど多様なスニーカーを生み出してきた。
ジュミレー・スコットのような超有名ファッションデザイナーとのコレクションもあれば、カニエ・ウエスト、アンディフィーテッド、クルックドタンズ、フットパトロール、A BATHING APEのような業界のキープレイヤーとコラボしたものまで様々だ。
また「キャンパス」「スーパースター」「ZX」をはじめとするクラシックモデルは、何度もデザインを見直し、スニーカーヘッズの人気を再熱させるとともに。目を引きつけて離さないモデルへと進化している。