「HYPEなモノ&ウチにしかないアイテムで熱狂させたい」 初の"実店舗"オープンを迎えたHYPE DROP、ディレクターのNEOが目指す先

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「HYPEなモノ&ウチにしかないアイテムで熱狂させたい」 初の"実店舗"オープンを迎えたHYPE DROP、ディレクターのNEOが目指す先について

厳選した国内外の公式ブランドアイテムや、エクスクルーシブアイテムをDROPするストア「HYPE DROP」。実店舗(新宿・歌舞伎町)のグランドオープンを2023年9月2日に控え、さまざまなブランドやアーティストとのプレオープンイベントを開催中だ。そこで今回はHYPE DROPのクリエイティブディレクター/ヘッドバイヤーであるNEOに、店舗の開店に向けた想いなどを語ってもらった。

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今回インタビューした人

HYPE DROPクリエイティブディレクター/ヘッドバイヤー

NEO

東京生まれ。学生時代にモデルとして活動を行い、卒業後に渡英。帰国後は役者などさまざまな道を模索するも再びファッションの世界へ。ヨーロッパを中心に活動し、パリのランウェイや展示会でバイイングなどを学ぶ。帰国後はブランド海外営業や、フリーランスのディストリビューターやコンサルタントを経て、都内セレクトショップにてバイイングやマネージメント業務に従事。2023年、HYPE DROPのクリエイティブディレクター/ヘッドバイヤーに就任する。

「雑誌に出たい!」からの、事務所への直電でモデルデビュー

―まず自己紹介をお願いします。

NEO:HYPE DROPのクリエイティブディレクターとヘッドバイヤーを務めている、NEOです。

―ありがとうございます。ではNEOさんがファッションに目覚めたきっかけについて教えていただけますか?

NEO:小学生の高学年くらいのころ、ある日、風邪で学校を休んでまして。暇つぶしにコンビニに雑誌を立ち読みしにいったんです。それまでファッションとかぜんぜん興味なかったんですけど、そこでたまたま『メンズノンノ』だったかな…を手に取ったのが、最初のきっかけですね。その時はぼんやりと「こういうのカッコいいな」くらいだったんですけど、すぐあとに古着ブームがきて、自分もエアマックスを買ったり、ヴィンテージのデニムを買いに原宿まで行ったりし始めて。雑誌『Boon』とかを読むようになってたんですけど、何故かだんだん「自分も雑誌に出たいな」って思い始めたんですよね(笑)。

―なるほど(笑)。

NEO:それで自分からモデル事務所に「入れて欲しい」って電話したら、実際に入れちゃったんです。

―行動力すごいですね!それは何歳くらいの時ですか?

NEO:たぶん中3か高1くらいで、そこからどんどんファッションにハマっていった感じです。そのあとも事務所を転々としながらモデル活動を続けるんですけど、本当は高校を卒業したらファッション系の専門学校に行きたかったんです。でもまさかの、バカすぎて落ちるっていう(笑)。

―それはファッションに夢中すぎて、勉強が疎かになってしまってた?

NEO:そうですね(笑)。専門学校に入れなかったから「どうしようかな」って思ってたんですけど、当時、パンクが好きだったんで「じゃあロンドンだろ!」と考えて渡英しました。所属してた事務所のツテで現地のいろんな方々を紹介してもらって、いろいろ学びつつ。そして日本に帰ってきました。

―帰国後はモデルとして復帰されたんですか?

NEO:いや、今度は「役者やりてぇな」と思って(笑)。それで映画にエキストラとして出演したり、いまも活躍されてる俳優さんの付き人させていただいたり。でも自分、タトゥーがいっぱい入ってて「なかなか役者としては難しい」となったんで、またファッションの世界に戻ってきました。

―なるほど。少し話は戻ってしまいますが、ファッションに目覚められてからはどういったジャンルやブランドの服を着てらっしゃったんですか?

NEO:「Levi's®(リーバイス)」は好きで穿いてましたね。あとはスニーカーなら、中学生の頃はエアマックスとかエアジョーダンの「11」とか。だから最初はけっこうアメカジでした。

―そこからジャンルとしてはどういった変遷を辿るんですか?

NEO:アメカジの後は、それこそ「UNDERCOVER(アンダーカバー)」だったり「A BATHING APE®(ア ベイシングエイプ)」だったりを買い始め。並行して、HYPE DROPでも取り扱いのある「beauty:beast(ビューティビースト)」とか、いまはもうないブランドなんですけど「20471120」を買ったりとかですね。他には「Masaki Matsushima(マサキ マツシマ)」ってモードなブランドとか。

―パンクが好きとのことでしたが、そういったファッションではなく?

NEO:服装としては、パンク系ではなかったです。モヒカン歴はかなり長かった時期がありますが(笑)。音楽として純粋にパンクが好きだったんですよね。初めて買った洋楽アルバムは「Rancid(ランシド)」で、そのあとはまさに有名どころですが 「SEX PISTOLS(セックス・ピストルズ)」「RAMONES(ラモーンズ)」「THE CLASH(ザ・クラッシュ)」。 SKAだと「VOODOO GLOW SKULLS(ヴードゥー・グロウ・スカルズ)」だったり…。あと音楽に関しては、高校生から20代前半くらいまで「NINE INCH NAILS(ナイン・インチ・ネイルズ)」とか「Tool(トゥール)」とかも大好きで、それっぽい雰囲気のオリジナルバンドでボーカルもやってましたね。

―バンドもやってらしたんですね!

NEO:そうなんです。そのあとは「Aphex Twin(エイフェックス・ツイン)」「Ellen Allien & Apparat(エレンエイリアン/アパラット)」といったドラムンベースやテクノも好きでDJやったり…。それに沿って服装も変わっていった気もします。今は本当、気分で色々聞く感じですが。

「5〜10年は下積みが当然」という日本の慣習を避けて、スペインへ

―ありがとうございます。では話を戻しまして、ファッションの世界に帰ってこられて一発目のお仕事ってなんだったんですか?

NEO:日本の鞄ブランドでしたね。スタッフとして店舗に立ちつつ、英語も少しだけ話せるということでパリのファッションウイークなどに同行して、展示会で自社のブランドを紹介する海外向けの営業もやったりとか。

―それは何年くらい?

NEO:2〜3年です。そのあと、バイイングをやるために(スペインの)バルセロナに行くんです。日本の企業だと「学校卒業して会社に入って、5〜10年働いてようやくバイヤーになれる」みたいな感じがあったんですけど、そういうルール・慣習が嫌で「そんなの待ってられない!」と思って。それで海外をいろいろ探して、日本人がオーナーのセレクトショップがバルセロナにあったんで「雇って欲しい」ってメールしました。

―また行動派ですね。

NEO:面接ついでに丁度パリコレが近かったので「パリに来て」と言われて、すぐに行って…。ランウェイとか展示会に同行させてもらい、そのあと向こうで働き始めた感じです。バルセロナでは、午前中はスペイン語の学校へ行きつつ、午後から店頭での販売接客からバイイングアシスタントまで色々と教えて貰いました。短い間ではあったんですが、本当に貴重な体験でしたね。

―どうでしたか、バルセロナの思い出は。

NEO:うーん…貴重な体験ができて本当に素晴らしかったのですが"生活する"という点で考えると、やっぱり日本は便利すぎるなと思ったりしましたね。家のお湯が急に出なくなって連絡したら「一週間以内に修理するよ!」って言ったのに、一ヶ月経ってもそのままとかザラにありましたし…。あとは窃盗なんかも頻繁に目撃したり、体験したりしましたし…精神的に強くなった記憶はあります(笑)。

―なるほど。

NEO:ファッションで言うと観光地なのでさまざまな国からお客様がいらしていて、色々と話せたので面白かったですね。日本の感覚とは、やはりぜんぜん違うので。

―そのあと、日本にお戻りになった?

NEO:そうです。今度はフリーランスとして海外のブランドを日本に持ってきたり、逆に日本のブランドを海外に持っていったりといったセールス・ディストリビューションの仕事を始めて。それと並行して、古着屋もやってました。

―それはどのくらいまで続けてらっしゃったんですか?

NEO:コロナが始まって少し経った頃までですかね。海外に行けなくなってしまったのでセールスの仕事は辞めて、1年くらい何もしてなかった気がします…(笑)。「このままだとまずいな」ということで、ちょうど友人が働いていた日本のセレクトショップを紹介されて、そこで色々と学ばせて貰いましたね。

―スニダンに転職されたのはどういった理由で?

NEO:新規事業…一次流通としての「HYPE DROP」の構想を聞いて、自分のこれまでの経験を最大限に活かせるなと。まぁ大変だというのは分かってたんですけど、やりがいはあるし、自分が好きなジャンルでおもしろいと思える仕事だった。あと、スニダンにかなりのポテンシャルを感じていたというのも大きいです。

HYPEなモノ&ウチにしかないアイテムをどんどん出して、人々を熱狂させる

―では改めて、いまお話に出たHYPE DROPについて。これは何を目指す、どういったお店としてスタートしたんですか?

NEO:スニーカーダンクには「世界中が熱狂する、次のマーケットプレイスをつくる」という目標があるんですけど、それはHYPE DROPも同じで。むしろ、より体現しやすいんじゃないかなという考えがありました。名前の由来の通り「HYPEなモノ、ウチにしかないアイテムを世界にどんどん出していく。そのことで人々を熱狂させる」。これが実現可能なんじゃないかなと思っています。

―Webのサービスが立ち上がった当初から、リアルな店舗のオープンも計画していたんですか?

NEO:正直、最初は計画にありませんでした。ただやはり、それぞれブランドの方々はこだわってモノを作って、ブランディングもしっかりされていらっしゃるので「実際にお客さんに手に取ってもらって見てもらいたい」と思われるんですよね。やはりWebだけだと、ブランドの良さを紹介しきれない部分もあって。他のECサイトとかだと取り扱い数が多すぎるがゆえに埋もれていってしまう懸念もあるんです。

―なるほど。

NEO:そういったところで、色々なお客さんにしっかり直接、それぞれのブランドの良さやこだわりをご説明したうえで販売する"実店舗"は大切だなと改めて思い、店舗を出すことになりました。取扱いさせて頂いているからにはリスペクトし、もちろんWebでもそうですが、しっかり紹介していければと考えています。

―その"第一号店"が新宿・歌舞伎町のこちらですが、ここにされた理由というのは?

NEO:これは本当、偶然ですね。いろいろな場所を回った結果、たまたまいい場所が見つかったというか。

アパレルアイテムはもちろん、靴やキャップ、カバンなどの小物類も充実している

―お店のこだわりとして「路面店であること」は大きいですか?

NEO:そうですね。「一階の路面店であること」を前提で探してました。

―実店舗としてのHYPE DROP第一弾のラインナップには、どういったブランドが予定されているんですか?

NEO:「BILLIONAIRE BOYS CLUB(ビリオネア・ボーイズ・クラブ)」や「ICECREAM(アイスクリーム)」「DIESEL(ディーゼル)」「TAAKK(ターク)」などですね。ストリートからモードまで、けっこう幅広い年齢層・お客さんに向けたラインナップになっています。あとはハヤシレナさんというアーティストと「Fruit of the Loom(フルーツオブザルーム)」とのコラボアイテムも、8月19日からリリース&ポップアップストアを開催します。

「ハヤシレナ × フルーツオブザルーム」のコラボTシャツ

"壁"みたいなものを打ち壊して、一緒におもしろいことができたら

―そんなHYPE DROPにおいて、NEOさんは「クリエイティブディレクター/ヘッドバイヤー」を務めていらっしゃいますが、これはどういったお仕事なんですか?

NEO:クリエイティブディレクターというのは「HYPE DROPを一つのブランドとして見た時に、そのブランディングを担う」のが仕事です。要は「HYPE DROPってこういうものなんだよ」というのを紹介できるようにする。イメージだったり、商品のセレクトだったりを介して、(HYPE DROPという)ブランドをデザインする・作り上げていくのが、クリエイティブディレクターです。

―なるほど。

NEO:ヘッドバイヤーは「HYPE DROPにはこういったブランドが合うんじゃないか」と考えながら、責任を持って商品の買い付けを取り仕切るといった仕事です。

―セレクトする際のポイントはありますか?

NEO:ブランドさんの個性・コンセプト・ブランディングに寄り添いつつ、同時にウチらしさも損なわないようなセレクトを行ってます。あと、打ち出し方にもポイントがあって。例えばサングラスなんかも扱っているんですけど、世間的にはあまり知られてない「調光レンズ」というギミックがあるんです。屋内ではクリアレンズなんだけど、外に出て紫外線を浴びるとサングラス(カラーレンズ)へと変化するみたいな。そういった、ブランドさんとしては打ち出していきたいんだけどあまりユーザーには知られていない機能などについても、ウチからどんどん発信していきたいです。

―ほかにもHYPE DROPのこだわりポイントについて教えてください。

NEO:店名にもなっているとおり「HYPEなモノ」はもちろん、それ以外にも「今までなかったような新しいモノ」を人々に紹介したいというのが一番です。なのでどんどん新しいブランドを発掘していったり。また、既存の素晴らしいブランドさんとの取り組みで、HYPE DROPにしかない別注品・エクスクルーシブモデルを作っていくために、デザイナーさんとウチでアイデアを出し合っていったりしています。

―ブランドさんだけでなく、新しいアーティストさんとのコラボも予定されているんですよね?

NEO:そうです。アパレルはもちろんですが、アートにもこだわっていきたいと思っているので、そういった方々ともコラボレーションしつつ。才能があるのにまだまだ埋もれている若い方もたくさんいらっしゃるので、そういった方々にフィーチャーしてHYPE DROPから発信していけるようにもしていきたいと考えています。

―この店舗は路面店なので、ポップアップイベントなんかもやりやすいですしね。

NEO:ガラス張りなので、店内に置かれたアートの見栄えもかなりよくなるかなと思ってます。

人通りの多いメインストリートに位置する、HYPE DROPの店舗

―各ブランドさん・アーティストさんと、定期的なポップアップを予定されているんですか?

NEO:もう極端な話だと「一週間に一回」くらいのペースでいろいろやっていきたいです。そんなハイペースでイベントをやってる洋服屋さんって、そんなにないので。だから「(HYPE DROPに来れば)常に新しい催しが見られる」みたいな感じで、かなり楽しいと思います。

―さきほど少しお話に出た「エクスクルーシブ」ですが、それは全世界でこの店舗とアプリ(Web)でしか買えない?

NEO:たまにブランドさんとの共同販売になるパターンもあるんですけど、基本的にはウチだけでしか扱えないモノになっています。

―ありがとうございます。では最後に、今後の構想についても伺えますか?

NEO:本当、おもしろいことをやりたくて。これはあくまで例なんですけど、アパレルとは無関係の車メーカーさんとのコラボとかもアリだと思うんですよね。あとは同じ業態同士の…例えばセレクトショップ同士でコラボしちゃうとか。いままで存在していた"壁"みたいなものを打ち壊して、一緒におもしろいことができたらなって。

―慣習としてあった「こことここはコラボしちゃダメでしょ」みたいなものを無くしていくような?

NEO:そうです。以前だったら「え!?」って驚いていたようなハイブランドとストリートブランドとのコラボも、最近だと普通になってきてる。だから、セレクトショップ同士でもそういうのができるんじゃないかなと思ってます。

―HYPE DROPの店舗を増やす予定はありますか?

NEO:まず一店舗目としての東京・歌舞伎町。そして、(事業が)拡大していけば他の都市に出店することも考えられますが、最終的には絶対に世界へと進出したいと思っています。日本だけでなく、世界でHYPE DROPが知られるようにしていきたいです。

HYPE DROP店舗の詳細

住所:〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1丁目1−17 エキニア新宿1階
電話番号:03-6233-8280
営業時間:11:00〜20:00

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