ハヤシレナによる"クスッと笑える平成レトロ"なコラボアイテムがHYPE DROPに!「愛」がテーマのTシャツなどが登場

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ハヤシレナによる"クスッと笑える平成レトロ"なコラボアイテムがHYPE DROPに!「愛」がテーマのTシャツなどが登場について

2023年9月2日のグランドオープンに向け、さまざまなブランドやアーティストとのプレオープンイベントを開催中の「HYPE DROP」(新宿・歌舞伎町)。そこで今回は、8月19日〜24日に「Fruit of the Loom(フルーツオブザルーム)」とのコラボアイテムのポップアップを行うマルチアーティスト・ハヤシレナさんと、HYPE DROPのクリエイティブディレクター/ヘッドバイヤーNEOとの対談の模様をお届けする。(NEOへのインタビュー記事はこちら)

HYPE DROPにてアイテムをチェックする

今回インタビューした人

マルチアーティスト

ハヤシレナさん

1999年1月28日生まれ。多摩美術大学大学院在学中のマルチアーティスト。タイポグラフィーとポエムを掛け合わせたタイポエムを主に制作している。ロゴ制作やアパレルブランドとのコラボ、百貨店でのPOPUPなどアーティストとしてマルチに活動中。


HYPE DROPクリエイティブディレクター/ヘッドバイヤー

NEO

東京生まれ。学生時代にモデルとして活動を行い、卒業後に渡英。帰国後は役者などさまざまな道を模索するも再びファッションの世界へ。ヨーロッパを中心に活動し、パリのランウェイや展示会でバイイングなどを学ぶ。帰国後はブランド海外営業や、フリーランスのディストリビューターやコンサルタントを経て、都内セレクトショップにてバイイングやマネージメント業務に従事。2023年、HYPE DROPのクリエイティブディレクター/ヘッドバイヤーに就任する。

スニダンから声をかけられ、まず思ったのは「(いい意味で)ヤバいな…!」

–まず、お二人の自己紹介をお願いします。

ハヤシレナ:美術大学の大学院に通いながらマルチアーティストとして活動している、ハヤシレナです。

NEO:HYPE DROPのクリエイティブディレクターとヘッドバイヤーを務めている、NEOです。

–ありがとうございます。では、ハヤシレナさんの現在の活動について教えていただけますか?

ハヤシレナ:はい。「タイポグラフィー(文字デザイン)」と「ポエム」を掛け合わせた「タイポエム」というジャンルで活動していて。文字デザインによるアイドルのロゴ作成やアパレルとのコラボ、あとは文字による空間演出をしたりしてます。

–NEOさんはどういった経緯でハヤシレナさんのことを知るようになったんですか?

NEO:HYPE DROPは基本的にはセレクトショップなので、当然ながら洋服をメインに扱うんです。でもアートにもフォーカスして、展示などを通してHYPE DROPから著名なアーティストを生み出していきたいし、アートのカルチャーを活性化させたい。そんな想いがある中で、HYPE DROPに付いてくれているアート関連のキュレーターからハヤシレナさんを紹介してもらったんです。

–なるほど。そこからコラボに至るまでの流れについても教えてください。

NEO:店舗のオープンに合わせたすごくインパクトのあるアーティストさんだなと思って、改めてコラボのお声がけをさせていただきました。HYPE DROPとしては、いままでハヤシレナさんがお持ちだったファン層以外、例えばウチ(スニダン)が元から持っているスニーカー好きのお客さんといった、もっと幅広い層にハヤシレナさんの作品を見てもらいたいという想いがあった。HYPE DROPはメインがアパレルで「アパレルとアートを組み合わせて何か出せたらいいな」と常に考えているので、今回はTシャツとキャップ、ソックスという形でのコラボレーションとして出させていただきました。

–そんな想いでHYPE DROP・スニダン側からお声がけさせていただきましたが、ハヤシレナさんはどう思われましたか?

ハヤシレナ:「ヤバいな…!」って思いました(笑)。

NEO:(笑)。

–それは、いい意味の「ヤバい」ですか(笑)。

ハヤシレナ:もちろんいい意味です(笑)。前回のアパレル系コラボはもう2〜3年前で、ファンの方から「Tシャツ作って欲しい」って声もいただいていたんです。だから「またアパレルのお仕事ができる!」ってうれしさもあったり。

–そもそもHYPE DROP…というかスニダンって、ご存じでしたか?

ハヤシレナ:知ってました。でも学校で男の子の友達がスニダンさんの話をしているのをよく聞いていて、なんとなく「男の子向け」のサービスのイメージがあったんです。私は女の子向けのアパレルとのコラボ…例えば若い女の子が好きな"原宿系"のお店とお仕事させてもらったりとか、そういったことが多かったので、正直、不安もありました。でも逆に「新しいことができる。やってみよう」と思って、今回はお受けさせていただきました。

ポップで明るいデザイン × クスッと笑える言葉遊び

–ありがとうございます。ではハヤシレナさんの活動におけるコンセプトを教えていただけますか?

ハヤシレナ:私の「タイポエム」はコロナ禍で誕生したんですけど、それは世の中が暗くなって凹んじゃっててみんなが家に篭りがちなときに、ちょっとクスッと笑えるような単語だったりカラフルな色彩だったりの作品を作ることで、それを見てくれる人の気持ちが少しでも明るくなればと思ったんです。

–作品のインスピレーションってどこから湧いてくるんですか?

ハヤシレナ:ポップで明るいデザインはもちろんなんですけど、クスッと笑えるところも大切で。インスピレーションの元としては、私は"オヤジギャグ"や言葉遊びが好きだったりして(笑)。あとは恋愛モノも好きなので、そういったドラマやラブソングを聴いたりしたりしてます。

–以前に発表された『魔法小女おパンツインズ』とかも、そういった流れで?

ハヤシレナ:そうですね(笑)。なんかキャッチーで、一度聞いたらクセになるフレーズを考えるのが好きなんです。『おパンツインズ』は私がデザインまで含めた文字を考えて、それを同世代のイラストレーター・イノウエノイさんがイラストにしてくれたコラボ作品でした。

–ご自身でイラストは描かれないんですか?

ハヤシレナ:大学一年生のころは描いてたんですけど、あまりノれないというか楽しくできない感じで。イラストから、より楽しさを感じられる文字に(作品作りの方向性を)変えてからは描いてないです。でもこれまでで文字はけっこうやってきちゃったんで、今後、新しいことにチャレンジするなら(イラストにも)改めて挑戦するかもしれないです。

–そもそも、なぜアートを始めようと思われたのか?そして美大に通おうと思ったのか?についても教えていただけますか。

ハヤシレナ:私はお父さんが多摩美術大学の日本画専攻コースの出身で。昔から美術館に連れて行ってもらったりして、アートに触れる機会が多かったんです。でも、美大に行くことを決めたのはミュージックビデオ(MV)の影響が大きいです。音楽から元気をもらうことが多いんですけど、よく見るMVの監督さんの多くが美大出身の方々で。だから、元々は映像を作りたくて入学しました。

–NEOさんのアートへの関心についてもお聞きしたいです。

NEO:自分、けっこうミーハーなところがあるんです。だからポップアートだとバンクシー、抽象画系だとダミアン・ハーストとか。他にはフューチュラ2000とかダニエル・アーシャムも好きです。だから有名どころがけっこう好きなんですけど、若い世代の新しいアーティストさんにも注目していて。どんどん発掘して、(HYPE DROPを通じて)見せていきたいと思っています。

平成っぽいタッチに、令和の若者の心情を造語で入れた"平成レトロ"な世界観

–HYPE DROPとしては"第一弾アーティスト"となるのがハヤシレナさんですね。

NEO:初めてハヤシレナさんの作品を見た時のインパクトが強すぎたんですよ(笑)。

ハヤシレナ:うれしいです(笑)。

NEO:家系的にサラブレッドでありながら、色彩感覚なんかに関する勉強もされていて。そういったものがしっかりと打ち出されていて、本当にひと目見た時のインパクトがあまりにすごかったんですよね。

ハヤシレナ:それはけっこう大事にしていて。「一度見たら忘れられない」って言ってもらえることも多かったりします。

NEO:最初はカラフルな色彩から作品に入っていって、そこからちゃんと見ていくと「なんだこれは!」と惹き込まれていく。そんな魅力を持ったアーティストさんだなと思ってるので、今後も注目していきたいです。

–さきほどハヤシレナさんもおっしゃったとおり、世間的には「スニダンやHYPE DROPは『男性向け』のサービス」という印象が強いかもしれません。そんな中で、これまで女性向けの作品を多く手がけてこられたハヤシレナさんにお声がけされたのは、どういった戦略だったんですか?

NEO:HYPE DROPでは男性向けブランドの取り扱いが、多いことは多いです。ただ、(セレクトにあたって)「ファッションとして、洋服としておしゃれである」というのはポイントになってくるんですけど、それよりもアートとして見た時の強い印象があったので。

–そっか。アートに男性向け・女性向けってないですもんね。

NEO:ないですね。でもファンは女性の方が…。

ハヤシレナ:多いです。でも最近は男性も増えてきてて。最初は文字デザイン、平面のデザインだけやってたんですけど、空間デザインにも展開するようになったことで、一つのアートとして見られるようになってきたことが大きいんじゃないかって思ってます。

–なるほど。

ハヤシレナ:最初は自分でも「女の子向け」って売り出してたんですけど、最近はそういうのは言わないようにして。誰にでも受け入れてもらえるようなデザインにしてみたりとか、いろいろな層に届けられるように工夫してます。

–作品を拝見していると、昔の"魔法少女"っぽいアニメのような、けっこうレトロな雰囲気も感じます。

ハヤシレナ:私の作品のテーマには、自分が小学生だった「平成10〜15年」くらいの"平成カルチャー"をリバイバルしてるところがあるんです。そういった平成っぽいタッチに、令和の若者の心情を造語で入れてるので「懐かしいけど、ちょっと新しいな」って思われるような工夫をしてて。だから「平成っぽいね」とか「平成レトロ」って言われることが多いです。

NEO:個人的には「逆に新しいな」って思いました。小さくてまだ文字が読めないような子でも、色使いだったり文字のフォントだったりの印象で「可愛い!」から入れるのかなって。逆に大人は、見て、文字を読んで、そしておもしろいと感じる。だからすごく幅広い年齢層の人に刺さるアートだなと。

–ファンの方の年齢層ってどのくらいなんですか?

ハヤシレナ:私は今年25歳になるんですけど、自分と同年代か少し上の方が多いですね。やっぱり自分は無意識のうちに"平成カルチャー"にインスピレーションを受けているので、そこから生まれる作品が刺さる・分かってもらえるのは、やっぱり同世代かなと思います。

コラボのテーマは「私から生まれた愛をみんなに届けたい」

–では改めて、今回のコラボアイテムについて教えてください。

NEO:今回はTシャツとキャップ、ソックスがラインナップするんですけど。やはり、いろんな人に気軽に着てもらいたいという想いがあってこれを選びました。

–Tシャツに関してはファンの方からの要望も大きかったということですが、ご自身で作られたりは?

ハヤシレナ:Tシャツは一度、学校の機械を使ってシルクスクリーンでやったんですけど「限定5枚」とかになっちゃって。やっぱり手刷りだと枚数を刷るのは難しい。こういうコラボじゃないといっぱい作れないので、今回はたくさんの人の手に渡るのが楽しみです。

–アイテムのベースに「Fruit of the Loom(フルーツオブザルーム)」を選んだ理由はあるんですか?

NEO:「フルーツ」はHYPE DROPで取り扱うブランドの一つでもあるんです。生地の質も非常に良くて、万人受けするブランドだなと思って、今回は選ばせていただきました。シルエットとしては少しルーズで、生地は厚手のものがベース。首元もしっかりしてて洗濯してもヨレにくいので、長く愛用いただけるかなと。

–白と黒のシンプルな2カラーですが、デザインのポイントはどういったところですか?

ハヤシレナ:今回は「MADE IN 愛」というテーマで製作しています。最近、ファンの方や家族をはじめ、いろんな方々から愛をいただいてるなと思っていて、そこに対して何か恩返しができないかなって。「MADE IN 愛」というのは「愛から生まれる」という意味なんですけど。「私から生まれた愛をみんなに届けたいな」と思って、このテーマを選びました。

–いろいろな文字要素も気になります。

ハヤシレナ:はい。それ以外にも、いろんな造語が散りばめられています。恋愛っぽいものだったり、何かしらの"愛"の意味を持った単語が多くて。漢字と英単語を組み合わせたらカッコイイかなと思って、今回、初めてやってみたんです。よく読んだら「なんだこれ!」ってなるような、クスッと笑えるようなものなので、あまり(文字そのものの)意味を考えないで着ていただけたらなって思います。

「『強 HEART BEAT』は『強い心臓の鼓動』とか、直訳するとけっこうダサいんですけど(笑)」と語る、ハヤシレナ

NEO:言葉のセンスがすごいですよね。

ハヤシレナ:一見おしゃれだけど、よく読んだら「え!?」みたいな。ツッコミを入れたくなるような(笑)。そんな単語を散りばめました。でもコンセプトとしては、さっきも言ったように「自分の愛を届けたい」という気持ちをデザインに反映してます。

–お二人的に「こんな合わせ方をしてくれたらうれしいな」みたいなのってありますか?

NEO:そうですね。やっぱり、気軽に着て欲しいかな。デートの時とか、家族でご飯食べにいく時とか(笑)。

ハヤシレナ:(笑)。

–デートの時は、男の子も女の子もお揃いで?

NEO:いいっすね。

ハヤシレナ:可愛いと思います。

NEO:お父さんとかにも着て欲しいですよね。夫婦でお揃い、とかも。

ハヤシレナ:そうですね、白と黒があるのでペアで。もちろん、恋人でも。

NEO:(ペアで着ていたら)「あー、仲良いんだな」って分かるし。

–年配の方が着ていたら、カッコイイですよね。

ハヤシレナ:自分のおじいちゃん・おばあちゃんに着て欲しい(笑)。

NEO:いいですね、それ。

「誰からも愛されるような作品作り」を目指して、がむしゃらに

–今回の「ハヤシレナレナさん×フルーツオブザルーム」ではポップアップストアを8/19(土)~24(木)に予定していますが、それはどんな感じになる予定ですか?

ハヤシレナ:私の新しい試みで、すごく大きな背景…というか空間を作ってみたいと思っていて。2メートルくらいの高さの大きなパネルにイラストや文字をコラージュして空間の背景にしようと思っています。そこにオリジナルデザインの段ボールを積み重ねて机にして、アパレルアイテムを並べる感じ。空間とTシャツなどをマッチさせるイメージです。

–なるほど。

ハヤシレナ:だからお店の外から見ても目立つような空間にしようかなと思っています。(HYPE DROPがある)歌舞伎町に負けないような感じを目指していて。店内がコンクリートなので、そこにいい意味での"違和感"がある空間というか。ネオンを光らせたりして、(店の前を通る人が)二度見してしまうような「え、なんだろう?」って入りたくなるような空間演出を考えています。

–そんなポップアップストアですが、どんな方に来店して欲しいですか?

ハヤシレナ:私のファンの方ってけっこう原宿系が多いんですけど、今回のポップアップは新宿での開催。新宿っていろんな方がいらっしゃるじゃないですか。海外の方とか。あとはあくまでイメージですけど、いわゆる"地雷系"っぽい方とか、ホストの方とか。そういった新宿にいる人にも刺さってほしいなって。今までの原宿系だけでなくもっと幅が広がっていって、もっと新しいファンが増えればいいなと思ってます。

NEO:新宿界隈でも、新しくできた東急歌舞伎町タワーとかでアートのイベントも行われてるんで。どんどん盛り上がっていってくれたらって思います。

–ありがとうございます。では最後に「こうなっていきたい。こんなことにチャレンジしたい」といった、今後への想いについて伺えますか?

ハヤシレナ:前までは「クリエイター」を名乗ってポップアップを開催したり、小物を販売したりといった活動をしていたんです。でも最近は「マルチアーティスト」と名乗り始めて、もっと幅広いコラボを行ったりしてどんどん大きくなりたいなと思って、いろんなことに挑戦してます。文字だけじゃなく、イラストや空間演出、映像。本当にいろんなことにがむしゃらにチャレンジしていきたい。今回のコラボをきっかけに男性ファンも獲得していきたいですし、誰からも愛されるような作品を作っていけたらと思ってます。

POP-UP STOREの詳細

HYPE DROPにて、ハヤシレナ氏のアイテム販売を8/19(土)11:00からスタート。また新宿のHYPE DROP実店舗にて、以下の日程でPOP-UP STOREを開催。

POP-UP STOREの開催日時:2023/8/19(土)〜24(木) 11:00~20:00
場所:HYPE DROP/東京都新宿区歌舞伎町1丁目1−17 エキニア新宿 1階

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