パフォーマンスとスタイルの融合。サロモン XT-6の愛用者が語る、その魅力とは?について
昨年からレディースを中心に、街なかで着用者が急増しているSalomon(サロモン)。特にXT-6の人気は高く、今年はメンズでも大きなトレンドになりそうだ。そこで今回は「初めてのサロモン」をテーマに、サロモン愛用者であるUNITED ARROWS & SONSのスタッフ&バイヤーである吉岡玲欧氏にインタビュー。サロモンとXT-6の魅力や、おすすめのスタイリングなどを教えてもらった。
今回インタビューした人
UNITED ARROWS & SONS
吉岡 玲欧さん
2015年にUNITED ARROWSに入社。UNITED ARROWS & SONSの名物スタッフとして、日々店頭で接客を行う。2020年には同社の優れた販売のスペシャリストに授与される称号「セールスマスター」を任命。2022年からは店舗付けのバイヤーとして、スタッフとして店頭に立ちながらバイイングも行っている。
Instagram: @129oer
サロモンなら「タウンユースとアウトドアどっちもいける」
─吉岡さんのインスタを以前から拝見させていただいているのですが、足元の感度が高いな〜と感じていて。これを今履くのか!みたいなのが結構あるんですよね。
あ〜、足元の感度ってありますよね(笑)。そう思っていただけて、嬉しいです。
─スニーカーお好きだと思いますが、どれくらいお持ちなんですか?
最近実家から引っ越したんですけど、今の家にはそこまで持ってきてないんです。だから、今家にあるのは50足くらいですね。ただ常に足元は変えるようにはしてます。
─その中でも最近はサロモンが気分とのことですが、初めてサロモンを履いたのはいつ頃だったんですか?
サロモンを知ったのは3〜4年前だったんですけど、知ってはいたもののなかなか履く機会がなくて。そんなときに、たまたま日本のサロモン代理店が国内用にビジュアルを作るっていうときに呼ばれたんですよ。スタイリストの梶さんがディレクションしているやつだったんですけど、それに出させていただいたときに一足いただきました。
─そこからハマっていった?
自分は登山とかハイキングをやるんですけど、そこで使ったらめちゃくちゃ良かったんです。本当にグリップ力が素晴らしくて、そのときに「あ、これタウンユースとアウトドアどっちもいけるじゃん」って思ったんですよね。
─なるほど、サロモンの本流であるアウトドアでその良さを実感したんですね。
ほら、こんなにサロモンをボロボロになっても履いてる人って街なかではいないと思うんですよ(笑)。みんなアウトドアで履くのはもったいなくて、キレイに履こうとしますから。
─そのときに履かれていたモデルは何だったんですか?
Salomon ADVANCED(サロモン アドバンスド)ラインのACSですね。まだアドバンスドで最上級ラインだった頃のACSです。それはもう履き潰しちゃって、ダメにしちゃったんですけど。履きつぶすまではずっとそれを履いてました。
─初めてのサロモンがACSってカッコいいです(笑)
いろいろ選べたんですけど、そのACSはシルバーとレッドが入ったウルトラマンみたいなカラーリングだったんです。それがカッコいいなって(笑)。見た目もハイテクっぽくて、そのときちょうど近未来的な感じが表現したかったということもあってそれにしました。
─そのあと、個人的にもサロモンにハマっていった?
その一足を履いてからサロモンに魅了され、買い続けています。お店でも置いてますし、何なら今は自分でサロモンをバイイングしていますね。
XT-6の魅力は機能性とファッション性を両立させたシルエット
─今回はサロモンの定番モデルである「XT-6」の魅力についてお聞きしたいのですが、まずは最近のサロモンのトレンドについてショップ目線からお伺いできますか?
まずはヨーロッパ、特にサロモンのお膝元であるフランスですごく流行った後に、日本にやってきたみたいな感じですよね。トレンドとしてすごく意識されたのは、JJJJound(ジョウンド)とasics(アシックス)のコラボが発売された辺りだと思いますね。あそこからメッシュを使うスニーカーコラボが増えて、サロモンが気になる人が増えていったのかなと。
─そんなサロモンの中でも特に人気があるのが「XT-6」なのかなと思います。いま吉岡さんが履かれているのもXT-6ですよね?
たしか23SSのシーズンで買ったXT-6 FTです。サロモンって配色が独特じゃないですか?これはピンクとグレー、ブラウンという配色なんですけど、これ以外のカラーも配色のパターンがすごく良い。フランスっぽいといったら簡単に聞こえますが、どぎつい色じゃない、このペールトーンのかけ合わせは他のスニーカーブランドには出せないと思います。
─カラーリング絶妙ですよね。ちなみにこのカラーってインラインでありましたっけ...?
これは紐を変えてるんですよね。サロモンにはクイックシューレース単品でも売っていて、6色ほどあるんです。自分は色を拾いがちなんで、コーディネートを組みやすくするためにシューレースを白に変えました。テンション的にも軽くなりますよね。
─なるほど、サロモンでシューレース変えるという話は目からウロコでした。ちなみに、最近街なかではXT-6の黒や白の単色も人気だそうです。
まあ一番使いやすいですもんね...。ただ、こう改めて見てみるとカッコいいですね。ちょっと髪かきあげた好青年が黒のスラックスとシャツで、XT-6の黒を合わせてたらちょっとモテそうな感じがあるというか(笑)。XT-6だと、それだけで十分完成するんですよね。
─XT-6の魅力は何だと思いますか?
シルエットですね。自分もずっと履いてますけど、ACSや他のモデルと比べてもシュッとしている。ワイドパンツと合わせたときもスマートに見えますし、ちょっと無骨なチノパンで合わせたときもちょうどいいバランスになる。ヨーロッパの雰囲気がちゃんと残ってるんですよね。モード感みたいなものがこの形にはあるんです。
─確かにXA PROシリーズやXT-QUEST2などと比べると、シュッとしたシルエットですよね。
だから、ちゃんとファッション感を残してシューズとして履けるというか。機能性はありながら、ちゃんとファッション靴としても使えるんですよね。そこが自分がXT-6を気に入っている理由ですね。
XT-6はスタイリングの幅も広い!?
吉岡玲欧さんのおすすめスタイリング
─今回はXT-6を使ったスタイリングもご紹介していただきます。まずは私物のXT-6でコーディネートを組んでいただきました。
このコーディネートのポイントは完全に色。アメカジベースの中に、こういう感じの靴を取り入れたかったんです。デニムジャケット、チノパンにサロモンみたいな感じがやりかったんですよね。
─ヨーロッパのアウトドア靴なのに、アメカジベースのスタイルにも馴染むのが不思議ですよね。
こういうスタイルに合わせてもサロモンは嫌味にならないんですよ。色さえちゃんと拾っておけば違和感なく合わせられる。結構海外の方って、コテコテの軍パンとかデニムに足元だけサロモンみたいな合わせ方するじゃないですか?これはそういうイメージで取り入れてみました。
─お次は、XT-6の黒を使ったスタイリングです。
モードな感じで、今のこの時代に誰も穿かないであろうサルエルパンツを自分も小学生ぶりに穿きました(笑)。ちょっとエスニックな雰囲気をスポーツとかドレスの中に取り入れたかったんです。
─こういうスタイルでもサロモンいけるって、本当に幅の広さを感じますね。
マジで幅広いですよね(笑)。黒の単色といってもシュータンのところに色が入っているのがポイントですよね。素材のかけあわせもすごくキレイなのでスタイルが重くなりすぎない。
─他にXT-6の黒を合わせるならこういう感じもおすすめっていうのありますか?
今旬なブラックデニムに色褪せた黒のTシャツとか、さらっとフェード感あるような合わせもおすすめです。オールブラックでもそんなに嫌らしくも、重くもならないと思うので。ちょっと業界感が出そうな感じもまた良いかなって(笑)
─なるほど、ありがとうございます(笑)
今回紹介したスニーカー
Salomon / XT-6 ¥27,500
2013年に誕生した「XT-6」は、ウルトラディスタンスレース界のトップアスリートたちに支持されてきた人気シリーズの最新作。クッション性、耐久性、Descent Control技術に優れ、アウトドアフィールドでも快適な履き心地を提供してくれる。
UNITED ARROWS & SONS
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3丁目28−1 ユナイテッドアローズ原宿本店 B1-1F
電話番号:03-5413-5102
営業時間:12:00 ~ 20:00
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