ドーバーストリートマーケットってどんなショップ？過去の人気アイテムを振り返りながら徹底紹介！｜コラムについて
いま話題のファッションブランドが揃うストア「DSM」こと「Dover Street Market(ドーバーストリートマーケット)」。
「CDG」や「JUNYA WATANABE MAN(ジュンヤ ワタナべ マン)」、コラボコレクション「Awake × Carhartt WIP(アウェイク × カーハート)」など、さまざまなブランドを混在させたラインナップで、他ストアにはない雰囲気を演出している。
今回はそんなドーバーストリートマーケットがどんなブランドやアイテムを取り扱っているのか、ディレクターやそのコンセプトに迫りつつ紹介していく。
目次
ドーバーストリートマーケットとは？
さまざまなストリートウェアを混在させた状態「Beautiful Chaos」をコンセプトに生み出されたDSM。COMME des GARÇONS(コム デ ギャルソン)のデザイナー川久保玲氏がディレクションを手掛け、彼女の夫でありコム デ ギャルソンとドーバーストリートマーケットのCEOを務めるAdrian Joffe(エイドリアン・ジョフィ)氏が運営に携わっている。
2004年にロンドンで1号店をオープン。以降はニューヨークや銀座にも展開し、現在では世界に8つの店舗を持つ。
ストアディレクター川久保玲とは？
via：newyorker
ではそんなDSMを支える川久保玲氏とは、いったいどんな人物なのだろうか？1942年、東京都生まれのファッションデザイナーである同氏。慶應義塾大学を卒業後に生地メーカーで勤務していたが1967年には独立を果たし、スタイリスト業を経てコム デ ギャルソンを設立した。
その後は同ブランド初のメンズラインや、川久保氏の世界観を表現した「COMME des GARÇONS COMME des GARÇONS(コム デ ギャルソン・コム デ ギャルソン)」を立ち上げる。現在はブランド傘下のデザイン監修を行いながらも、ドーバーのディレクション業務など多岐にわたる活躍を見せている。
銀座に構えるDSMGの魅力
コム デ ギャルソン傘下のライン並びに、アウェイクやOUR LEGACY(アワーレガシー)など気鋭のブランドを取り揃えるDSMG(ドーバーストリートマーケット銀座)。
店内は白を基調としたことでミニマルな雰囲気を演出。過去にはLouis Vuitton(ルイ・ヴィトン)のコレクション発売に合わせてポップアップスペースを設営。真っさらだった店舗は、ヴィトンのグラフィックと特徴的なオブジェの数々でコレクションの魅力が引き立つ空間へと様変わりした。
現在は店舗だけでなくオンラインでもアイテムを販売中。 銀座店にしか取り扱いのないアイテムもラインナップされているため、遠方にいる人にも配慮したシステムで運営されている。
営業時間：11:00〜20:00(月〜日) / 不定休
電話番号：03-6228-5080
公式オンラインショップ：DSMG E-SHOP
ドーバーで取り扱うブランドの数々
人気のストリートブランドから話題のコラボコレクションまで取り扱うドーバーストリートマーケット銀座。ここではDSMG E -SHOPにもラインナップする10ブランドをピックアップして紹介する。
PLAY COMME des GARÇONS
via：snkrdunk
ファッションデザイナー川久保玲氏が設立したコム デ ギャルソンの、別ライン。アイコニックなハートをモチーフにしており、同デザインはFilip Pagowski(フィリップ・パゴウスキー)氏が手掛けている。さまざまなブランドとコラボしているが、中でもアメリカのConverse(コンバース)との継続的なコラボレーションが有名だ。
JUNYA WATANABE MAN
コム デ ギャルソン傘下のラインとして展開されるジュンヤ ワタナべ マン。ミリタリーやワークといったアーバンスタイルを独自の視点で再構築したアイテムを手がけている。最近ではNew Balance(ニューバランス)とのコラボで話題を呼んでおり、レトロな見た目が愛されるRC30を発売した。
OUR LEGACY
Stussy(ステューシー)とのコラボコレクションでも話題を呼んだ、北欧発のストリートブランド。スウェーデンにて創立された後、現在ではイタリアや日本などその土地土地ならではの素材を活かしたアイテムを作り上げている。タイムレスで普遍的なデザインが現在のファッショントレンドとマッチし、高い注目を集めるブランドだ。
BRAIN DEAD
Kyle Ng(カイル・ウン)とEd Davis(エド・デイヴィス)が率いるクリエイティブ集団。ロサンゼルスに拠点を構え、スケートボードやポストパンクなどのサブカルチャーからインスピレーションを得たユニークなアイテムの数々を展開する。アパレルのみならず家具や小物の制作にも力を入れている。
AWAKE
Angelo Baque(アンジェロ・バク)が手がけるストリートウェアブランドの一つ。アンジェロ氏はSupreme(シュプリーム)のブランドディレクターを務めた経験を活かし、彼の住むアッパーウェストサイドの雰囲気をアイテムデザインに反映。国内ではドーバーやUNION(ユニオン)など取扱店が限られており、入手困難なブランドとしても知られている。
A BATHING APE®
NIGO氏が創業した、日本を代表するストリートブランドの一つ。ブランド名には「ぬるま湯につかった猿」という意味が込められており、猿のグラフィックを使った迷彩など個性的なコレクションを展開する。代表作にはスニーカー「BAPESTA(ベイプスタ)」が挙げられ、立ち上がりから30年が経った現在も人気の絶えないブランドだ。
MARNI
1994年イタリア発のファッションブランド。型に囚われない服作りと見る人を惹きつける独創的なグラフィックで、MARNI(マルニ)にしか表現できないデザインを実現。一つひとつのディテールにも細かなこだわりを持っており、着て見て楽しむことができる魅力的なコレクションを送り出している。
Sacai
「日常の上に成り立つデザイン」をコンセプトに、いまや日本を代表するファッションブランドとなったSacai(サカイ)。デザイナー阿部千登勢氏が自身のワードローブに加えたいと思う服をベースに、手作りのニットを7型作るところからスタートした。
Asics
1949年創業の鬼塚商会から発足したアシックス。日本の中では長い歴史を持つ老舗ブランドの一つに数えられ、バスケットシューズの開発に着手した後、ランニング業界に進出。Gel(ゲル)シリーズを中心に数多くの名作を輩出し、国内有数のブランドに数えられるようになった。
Salomon
アルペンスキーで使われる板や靴の開発から始まったサロモン。現在はトレイルシューズをメインにXT-6やACS-Proシリーズを手がけ、国内でもスニーカーシーンの中心的存在に。トレンド感溢れるアイテムが注目を集め、多くのブランドとのコラボレーションを実現している。
ドーバーストリートマーケットの抽選・購入方法
そんなドーバーストリートマーケットだが、人気のアイテムは抽選となることも多い。
ここでは店頭抽選とオンライン抽選の2パターンに分けて、参加方法を紹介する。
オンライン抽選の場合
オンラインの場合は専用の商品ページが設けられるため、欲しいアイテムのカラーやサイズを選択後に必要事項を入力して抽選に参加しよう。
またロンドンのショップDSML E-SHOPでは日本国内への配送も行っているため、気になるアイテムがある際は、銀座だけでなくこちらもチェックしてみるといいかもしれない。
ドーバーストリートマーケットの人気コラボアイテム
さまざまなアイテムを取り揃えるドーバーだが、他ブランドとのコラボコレクションも魅力的だ。
ここでは過去に発売された人気のコラボアイテムを4つ紹介する。
ドーバーストリートマーケット × サロモン ACS プロ "バニラ"
2000年代半ばに誕生した「ACS プロ」をベースにした一足。ホワイトとブラックを基調としたアッパーデザインは、ドーバーらしいモードな雰囲気を演出。トレンドを押さえたシルエットとモノトーンなカラーリングも相まって、さまざまなスタイリングにマッチするモデルだ。
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ドーバー ストリート マーケット × ヴェルディ イヤー オフ ザ ラビット Tシャツ "ホワイト"
旧正月を祝した特別なコレクションの一つとしてデザインされた一着。背面にはVerdy(ヴェルディ)氏が描くオリジナルキャラクターと、店名である「DOVER STREET MARKET」の文字を大きくプリントしている。
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ドーバー ストリート マーケット × ナイキ ダンク ロー "トリプル ブラック"
アッパー全体がベロア素材で覆われたクラシカルな見た目の一足。サイドのスウッシュ以外にトゥ部分にもミニスウッシュが施されている。バスケットシューズとしてデビューしたダンクだが、真っ黒なデザインも相まってモードな雰囲気に仕上がっている。
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ドーバー ストリート マーケット × ニューバランス 991 "グレー"
Made in UKの代表作「991」をベースにしたコラボ作。アッパーにはニューバランスではお馴染みのスウェード・メッシュを組み合わせたテキスタイルを採用。ダークブラウンとベージュをベースにしたカラーリングが、トラディショナルな雰囲気を醸し出している。
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ドーバーストリートマーケットで発売された話題のアイテム
ドーバーではステューシー × アワーレガシーや、PLAY コム デ ギャルソン × コンバースなど注目のコレクションを取り扱うことも。
ここでは過去話題となったコラボコレクション5つを、厳選して紹介する。
コムデギャルソン オム プリュス × ナイキ ターミネーター ハイ "レッド"
ヒールにデザインされた「CDG」のブロック体が特徴的なターミネーター。赤と白のコントラストが80年代特有のバッシュデザインを彷彿とさせ、レトロな仕上がりを見せている。
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カーハート WIP × アウェイク ニューヨーク ポケット Tシャツ "ブルー"
老舗ワークウェアブランドCarhartt(カーハート)とアウェイクのコラボコレクションから展開された一着。正面にはカーハートのロゴをあしらった胸ポケット、背面にはアウェイクのテイストを加えたカレッジライクなデザインをプリントしている。
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パレス ポーター トライファー フード "オリーブ"
英国発のスケートブランド「パレス」と、吉田カバンが手掛けるPORTER(ポーター)とのコラボフーディ。フロントのポケット付近にはポーターオリジナルの黒タグと、同様のデザインで仕上げた「PALACE」のタグを配置。バックプリントにはパレスのブランドロゴを大きく配している。
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ナイキ × ノクタ NRG LR ニット パンツ "ブラック"
スニーカーと同日に発売されたコラボアパレルの一つ。Drake(ドレイク)が手掛けるノクタはシンプルなデザインが多いが、このニットパンツも華美な装飾を省いた合わせやすいデザインで仕上げられている。左ポケット下部に施されたスウッシュが程よいアクセントに。
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ステューシー アワーレガシー ワークショップ ウォーター ショーツ "ブラック"
ショーンロゴを大きく配したコラボショーツ。ブラックの他にもベージュやマゼンタの2カラーが存在し、夏にぴったりなバリエーションで展開されている。特徴的な白ステッチがベースカラーを引き立たせ、メリハリのあるデザインを生みだす。
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まとめ
ドーバーストリートマーケットの歴史について解説し、過去発売された人気アイテムなどを紹介した本記事。
今後もさまざまなブランドのコラボコレクションや、新たなブランドが登場するたびにドーバーでも取り扱われていくかもしれない。
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