【ポケカ】『ハレツーCS』の優勝&上位入賞者のデッキとキーカード/大会レポートについて
2023年4月29日に東京・秋葉原の「晴れる屋2」にて開催された『ポケモンカードゲーム』(ポケカ)の 非公認大会「ハレツーCS」において、使用されたデッキやキーカード、結果についてまとめている。

大会での使用デッキ傾向
前回お届けしたレポートから、『スノーハザード』と『クレイバースト』が発売したことによりカードプールが拡大した。
なかでも、新弾のカードを軸としたデッキのうち、《パオジアン+セグレイブ》や《ディンルー+コライドン》が多く見られた大会だった。
しかし、《サーナイトex》や《ロストバレット》、《ロストギラティナ 》、《ルギアVSTAR》といった、Tier上位のデッキが半数を占めたことも、商品が豪華な大会ならではの傾向。
また、既存のデッキに対して、『スノーハザード』と『クレイバースト』から、「イキリンコex」や「ナンジャモ」の採用している様子が多く見られた。
入賞デッキ
優勝
《ミライドンex+レジエレキVMAX》デッキ
- 「ミライドンex」の特性〈タンデムユニット〉の効果で、「レジエレキV」や「ライコウV」をすばやく展開できる
- 「サンダー」の特性〈エレキシンボル〉と「おはらいグローブ」を合わせることで、Tier上位の《ロスト》デッキ内に含まれる「キュワワー」を「レジエレキV」が一撃で倒せる
- 「レジエレキV」のワザ〈スイッチボルト〉でベンチの「クレッフィ」と入れ替えることで、特性〈いたずらロック〉の効果でたねポケモンの特性をなくし、相手の妨害ができる
【イベント情報】
— 晴れる屋2 (アキバのポケカ専門店/ハレツー) (@hareruya2pokeca) April 29, 2023
本日14時開催
『ハレツーCS』
優勝
ねむさん
2位
ろんさん
3位
あずささん
おめでとうございます!
次回のハレツーCSは5/27(土)14時から!
(受付時間13:00~13:30)
詳細はURLをご確認ください!
※イベント参加にはマスクの着用が必須ですhttps://t.co/RkP4ik1Y1x pic.twitter.com/RHMdQNtT3n

ポケモン(14) | 枚数 | グッズ(13) | 枚数 |
---|---|---|---|
ミライドンex sv1V 094/078 | 3枚 | ネストボール | 3枚 |
レジエレキVMAX s12 034/098 | 4枚 | ハイパーボール | 3枚 |
レジエレキV s12 101/098 | 4枚 | エレキジェネレーター | 4枚 |
ライコウV s12a 038/172 | 1枚 | あなぬけのヒモ | 2枚 |
サンダー s10b 029/071 | 1枚 | ロストスイーパー | 1枚 |
クレッフィ sv1V 045/078 | 1枚 | ポケモンのどうぐ(4) | 枚数 |
学習装置 | 2枚 | ||
森の封印石 | 1枚 | ||
おはらいグローブ | 1枚 | ||
エネルギー(13) | 枚数 | サポート(13) | 枚数 |
基本雷エネルギー | 13枚 | 博士の研究(オーキド博士) | 4枚 |
ボスの指令(フラダリ) | 3枚 | ||
スタジアム(3) | 枚数 | ペパー | 2枚 |
ビーチコート | 2枚 | アクロマの実験 | 2枚 |
崩れたスタジアム | 1枚 | ナンジャモ | 2枚 |
準優勝
《一撃ルギアVSTAR》デッキ
- 「ネオラントV」を2枚採用することで、前半は「アーケオス」をトラッシュするための「バーネット博士」を、後半では相手のポケモンを倒すための「ボスの指令」を手札に加えられる
- 相手より自分の再度の枚数が多いときに直接ベンチに出せる「レントラー」と「リバーサルエネルギー」の組み合わせで、相手の「ルギアVSTAR」や「そらをとぶピカチュウVMAX」を一撃で倒せる
- 現環境ではベンチに多くのポケモンを展開するデッキが多いため、相手の場のポケモンの数だけ山札を引ける「ヒガナの決意」の採用で、山札を多く引き必要なカードを手札に加えられる

ポケモン(17) | 枚数 | グッズ(14) | 枚数 |
---|---|---|---|
ルギアVSTAR s12 080/098 | 3枚 | ネストボール | 2枚 |
ルギアV s12 079/098 | 4枚 | ハイパーボール | 4枚 |
アーケオス s12 083/098 | 4枚 | キャプチャーアロマ | 4枚 |
ネオラントV SVB 008/028 | 2枚 | 活力の壺 | 2枚 |
バンギラスV SI 263/414 | 2枚 | ロストスイーパー | 1枚 |
イシヘンジン s8b 090/184 | 1枚 | ポケモンのどうぐ(1) | 枚数 |
レントラー SV2D 021/071 | 1枚 | ツールジャマー | 1枚 |
エネルギー(15) | 枚数 | サポート(10) | 枚数 |
いちげきエネルギー | 4枚 | ボスの指令(アカギ) | 3枚 |
ジェットエネルギー | 2枚 | 博士の研究(フトゥー博士) | 2枚 |
ダブルターボエネルギー | 2枚 | ナンジャモ | 2枚 |
Vガードエネルギー | 2枚 | ヒガナの決意 | 2枚 |
ラッキーエネルギー | 2枚 | バーネット博士 | 1枚 |
リバーサルエネルギー | 2枚 | ||
ギフトエネルギー | 1枚 | ||
スタジアム(4) | 枚数 | ||
頂への雪道 | 2枚 | ||
崩れたスタジアム | 2枚 |
3位
《パオジアン+セグレイブ》デッキ
- 「パオジアンex」のワザ〈ヘイルブレード〉は、場の水エネルギーをトラッシュしてしまうため、「スーパーエネルギー回収」を多く採用することで、ワザを使える回数やダメージが増やせる
- 「カイ」の効果で、「ふしぎなアメ」や「バトルVIPパス」、「セグレイブ」や「カイオーガ」を持ってこれるため、安定した動きが可能
- 「ビーダル」を採用することで、相手の「ナンジャモ」の効果で手札が少なくなっても、特性〈はたらくまえば〉で5枚まで増やせる

ポケモン(17) | 枚数 | グッズ(22) | 枚数 |
---|---|---|---|
パオジアンex sv2P 028/071 | 3枚 | ネストボール | 3枚 |
オリジンパルキアVSTAR s10P 023/067 | 1枚 | ハイパーボール | 3枚 |
オリジンパルキアV s10P 071/067 | 1枚 | バトルVIPパス | 3枚 |
ネオラントV s9 105/100 | 1枚 | ヒスイのヘビーボール | 1枚 |
セグレイブ sv2P 027/071 | 3枚 | ふしぎなアメ | 3枚 |
セビエ sv2P 024/071 | 3枚 | いれかえカート | 1枚 |
かがやくゲッコウガ s12a 033/172 | 1枚 | あなぬけのヒモ | 1枚 |
カイオーガ s11a 030/068 | 1枚 | スーパーエネルギー回収 | 3枚 |
マナフィ s12a 178/172 | 1枚 | すごいつりざお | 1枚 |
ビーダル s12a 200/172 | 1枚 | キャンセルコロン | 2枚 |
ビッパ s12a 204/172 | 1枚 | ロストスイーパー | 1枚 |
エネルギー(10) | 枚数 | サポート(9) | 枚数 |
基本水エネルギー | 10枚 | カイ | 4枚 |
ボスの指令(サカキ) | 2枚 | ||
スタジアム(2) | 枚数 | ナンジャモ | 2枚 |
ビーチコート | 2枚 | 博士の研究(アララギ博士) | 1枚 |
今大会のキーカード
今大会で特徴的だったカードや、今後も採用率が高くなりそうなカードを紹介しよう。
「おはらいグローブ」

超タイプのポケモンへのダメージが+30されるポケモンのどうぐ。
現環境トップのデッキに多い、特性でロストゾーンと手札をそれぞれ増やせる「キュワワー」や、ダメカンを12個好きなようにばらまけるワザを持つ「ヤミラミ」といった、強力な超タイプのポケモンに対して有効打となるカードだ。
《ロストバレット》、《ロストギラティナ》に対しては、「キュワワー」や「ヤミラミ」はHPが低いため、必要なエネルギーの少ない、与えるダメージが低いポケモンのワザでも倒せるようになる。
《サーナイトex》に対しては、HP140の「サーナイト」やHP160の「エルレイド」といった、HPが高い非ルールポケモンに対して、同じ非ルールポケモンで倒すことが可能になるため、次のターンに反撃されて取られるサイドの枚数に差がつかなくなる。
収録パック:VMAXクライマックス「コオリッポ」

ワザ〈ブロックスライダー〉は、自分の場の「フュージョンエネルギー」の数×40ダメージを相手のポケモンに与えられる。
《ミュウVMAX》デッキは基本的に、「ゲノセクトV」の特性〈フュージョンシステム〉で山札を多く引く動きが多い。
そのため、たねポケモンの《ポケモンV》の特性を止める効果を持つ、「ミカルゲ」の特性〈しっこくのわざわい〉とは相性が悪く、動きを止められてしまう。
このとき、「コオリッポ」のワザ〈ブロックスライダー〉で相手のベンチの「ミカルゲ」を倒すことで相手のペースに持ち込ませない動きができる。
また現環境において、山札を引くためにHPが160しかない「イキリンコex」を採用しているデッキが多く、「フュージョンエネルギー」が4枚場にあれば一撃で倒すことが可能なことも評価すべきポイントだ。
収録パック:VMAXクライマックス「イキリンコex」
早い段階で「アーケオス」を2枚トラッシュしたい《ルギアVSTAR》デッキをはじめ、さまざまなデッキに採用が見られたカード。
自分の最初の番にしか使えないデメリットはあるが、手札をすべてトラッシュして山札を6枚引けるため、回転率が求められるデッキへの採用率は高い。
また、ワザ〈きあいをいれる〉は、無色エネルギー1つで20ダメージを出せるため、残りHPが少ない相手のポケモンに不意打ちすることもできる。
収録パック:スノーハザード「アローラロコンVSTAR」
主に《パオジアン+セグレイブ》での採用が多かったカード。
ワザ〈スノーミラージュ〉は、次の相手の番に特性をもつポケモンからのワザを受けない。
そのため、「パオジアンex」や「サーナイトex」、「ルギアVSTAR」のようなTier上位の強力なポケモンからのダメージを受け付けず、耐久できるため動きの選択肢が増える。
また、「セグレイブ」の特性〈きょくていおん〉により、手札から「基本水エネルギー」を何枚でもつけられるため、ワザに必要なエネルギーをすぐに満たせるという点も魅力だ。
収録パック:白熱のアルカナ「そらをとぶピカチュウVMAX」

「ミライドンex」を軸にした雷タイプのデッキのほか、「アルセウスVSTAR」を軸にしたデッキに採用されていたカード。
ワザ〈ダイバルーン〉は、次の相手の番をたねポケモンからのワザを受けないため、環境に多い「ミライドンex」や「パオジアンex」に強い動きができる。
また、にげるためのエネルギーが必要ないため、前の番に自分のポケモンがきぜつしていた場合、このポケモンを出すことで入れ替えカードを使用せずに次のポケモンに変更できる。
収録パック:25th ANNIVERSARY COLLECTION大会を終えて
総勢76名が参加した『ハレツーCS』は、2023年4月の新弾発売後にTierを下げた《ミライドンex+レジエレキVMAX》が前回のレポートと同様 に優勝している。
また、3位となった《パオジアン+セグレイブ》や《一撃ルギア》のように、高いダメージを出せるデッキが多く本選へと残る形となった。
一方、『スノーハザード』『クレイバースト』発売前から比べると《ポケモンex》を軸にしたデッキが増加傾向になっていることから、「セレナ」や「こだわりベルト」などの《ポケモンV》を対象としたカードの採用率が下がっているようだ。
2023年5月6~7日には『チャンピオンズリーグ2023 新潟』が開催される。
「パオジアンex」や「ディンルーex」など、強力な新カード登場で大型大会にどんな影響があるのか、今後も注目していきたい。
大会概要
大会名 | ポケモンカードゲーム非公認大会『ハレツーCS』 |
---|---|
開催日時 | 2023年4月29日(土) |
参加方法 | 当日受付 |
参加人数 | 76名 |
賞品 |
|
店舗情報

開催店舗 | 晴れる屋2 |
---|---|
住所 | 東京都千代田区外神田1-2-5 |
営業時間 | 10:00~22:00(年中無休) |
公式サイト | ポケモンカードゲーム専門店 晴れる屋2 |
店舗SNS | Twitter - @hareruya2pokeca Instagram - @hareruya2_pokeca Facebook - 晴れる屋(Hareruya) Youtube - ハレツーチャンネル |
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