SNSで話題のブランド「ciatre」って?デザイナーに聞いた、ブランドのこと、ショップのこと、これからのこと。について
10代〜20代を中心にSNSで話題を集める「ciatre(シアター)」というブランドはご存知だろうか?Instagramのストーリーで販売アナウンスが掲載されると即完のアイテムが続出するなど、SNSでも話題になるブランドだが、元々は大阪の実店舗からスタートしている。現在は京都や東京へも出店し、全国でポップアップも積極的に開催するなど、オンラインだけでなくオフラインでの人気も高い。
だが、露出は増えても依然としてciatreというブランド自体は謎に包まれたままだ。そこで今回はciatreのデザイナーであるyüさんにコンタクトを取り、ブランドやデザイン、ショップのことについて聞いた。
最初は古着とコーヒー、デザインを一つにまとめたショップだった
─まずは「ciatre」を始めたきっかけを教えてください。
今までにない、新しいことを始めようと思って「ciatre」をスタートしました。
内容は昔から決めていたわけではなく、何でも良かった。ただ、空間を持てることがしたかったのでオンラインからではなく、実店舗からスタートしました。元々古着やコーヒー、デザインをするのが好きだったのでそれらをciatreという1店舗にまとめたんです。
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─ブランドの読みも珍しいですが、このブランド名にした理由は何でしょうか?
意味はなく、語感で決めました。
読みにくい綴りも特に意図はないです。何となくイギリスっぽい綴りにしたのですが、シアトルやシアトレと間違われている方も多いです(笑)
─謎に包まれたブランドというイメージがありますが、yüさん自身は「ciatre」をどういうブランドだと思っていますか?
コンセプトやテーマを公表していないので分かりにくく、ロゴが先行しているブランドだと思います。また背景にカルチャーが見えるブランドではないので、ジャンル分けされにくく、まだ色がついてないブランドだとも思います。
受け取り方はたくさんあると思いますが、こちら側がしっかり向き合って取り組めば、背景を感じられずとも表面の部分で評価してもらえれば良いかなと。ここからイメージを付けていくタイミングだとも思っています。
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影響を受けたのはウォーホルの考え方?
─今までデザインで影響を受けた人やモノ、カルチャーはありますか?
アンディ・ウォーホルのアートや商品に対する考え方は参考にしました。希少性のあるアイテムを作りたいわけではなく、たくさんの人に受け入れられるようなモノを理想として取り組むのがciatreらしいかと思います。
洋服のブランドだとStussy(ステューシー)やCOMME des GARCONS(コムデギャルソン)が好きです。
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via:therake
─あのアイコニックなブランドロゴはどうやって生まれたんですか?
アパレルブランドにはないようなもので、海外のクリニックや銀行にありそうなロゴにしたく作りました。
お店を始める前に何個かロゴのデザイン案があったのですが、ブルーが好きだったので、ブルーが一番合う今のロゴになりました。"あの雰囲気のロゴ"がメインのアパレルブランドは少なかったので、気に入っています。
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─特にciatreで人気のあるアイテムを教えてください。
ロゴを使用したTシャツやグラフィックを使用したアイテムです。
また、お店を始めたときからコーヒーカップなどのデザインで使用しているチューリップモチーフのものが人気です。 flower sweaterやflower teeなどですね。
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ショップはブランドのいろいろな側面を見せる場所
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─実店舗からスタートしたということもありますが、現在は3店舗出店されていますよね?
単純にカフェだったり、空間や店舗のデザインをすることだったりが好きなので、タイミングをみてオフラインの場を増やしてきました。
洋服以外のこと、例えばコーヒー豆を焙煎してみたり、ドーナツを販売してみたりなどをするのも楽しいので、できる限り店舗は続けたいと考えています。
─各店で販売しているものや、コンセプトが違うのはなぜですか?
大阪はカフェやドーナツの販売、 京都はセレクトやコーヒー豆の焙煎、東京はオリジナルメインの展開をしています。
これはciatreが具体的なテーマやコンセプトを公表していないからこそできることだと思いますが、ひとつのブランドとして色々な側面を見せることができたら面白いと考えているんです。
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─ポップアップを積極的に出店されてますよね?
ciatreをスタートして1年後くらいにポップアップを初めて行いましたが、現在は沖縄から北海道まで全国各地で開催しています。
ポップアップを定期的に行っているのは、楽しみにしてくれている方が多いというのが一番の理由です。
また、ciatreらしい空間を作るのが楽しいですし、オフライン体験の場としても大事なイベントだと思っています。
─最後に、今後のciatreについてお聞きしたいです。
常に自分が思うかっこいいものを作りたいという気持ちがあるので、それが続けられる環境作りをすること。
また、上記で回答させていただいたようにciatreは色が付いていない状態だと思っているので、例えばですがあまり積極的に行っていなかったコラボレーションなど、新しいことをやって少しずつ色を出していきたいです。
「ciatre」詳細
店舗情報
ciatreオンラインストアciatre.shop
ciatreTOKYO
・fashion
営業時間:12:00 - 20:00
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-26-26 1F
ciatreOSAKA
・cafe, fashion
営業時間:10:00~20:00(ラストオーダー 18:30)
住所:〒531-0073 大阪府大阪市北区本庄西1-13-11 1F
ciatrestudio
・cafe, fashion, interior
営業時間:11:00~19:00(ラストオーダー 18:30)
住所:〒604-0973 京都府京都市中京区5-232
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