HYPE DROPにて「MIDNIGHT LONELY BOY」の限定Tシャツを販売!デザイナーでシンガーのMABU氏が語る、音楽とブランドへの想いについて
R&Bシンガーとして活躍するMABU氏のアパレルブランド「MIDNIGHT LONELY BOY(ミッドナイトロンリーボーイ)」と、スニダンとのコラボが実現。そこで今回、彼の音楽に対する想いや、ブランド発足のきっかけなどについてインタビューを行った。
HYPE DROPにてスニダン限定TシャツをチェックするMABU
R&Bシンガー/「MIDNIGHT LONERY BOY」デザイナー。ダンサーとして活躍し、バックダンサーや振り付け、演出などの経験を経て2019年にLDH MUSICから「HOT365」をリリースし歌手デビュー。20年にはアルバム 『BRIGHTEST DOPE』をリリースした。22年にLDH MUSICから独立し、現在は個人で活動をしている。自身でアパレルブランド「MIDNIGHT LONERY BOY」も運営しており、他アパレルとのコラボ商品なども展開している。
表現したいのは、ありのままで"純度100%"の自分
―まず初めに、音楽活動について。ダンスや音楽に目覚めたきっかけを教えてください。
ウチは元々、日常的にブラックミュージックが流れる家庭で。お袋は昔、ジャズダンスのインストラクターをやってて、マイケル・ジャクソンとかをかけながら料理する人だったんです。
それに親父も子どもの頃にバイオリンとかやってて、ギターもドラムもマルチにできる人だったんですよ。それで、誕生日には曲を演奏してくれたりするような環境で育ったんです。
中学校まではサッカーにガッツリだったんですけど、高校で先輩が踊ってるのを見て「かっこいいな」って思って、それでダンスの世界にのめり込んでいきましたね。

―そこからどんな流れでアーティストにシフトしていったんでしょうか?
いろいろ経験を積んで、ダンスのモチベーションがマックスまで高まってた時期に、あることがきっかけで「これじゃない」ってなっちゃったんです。そこでダンスを辞めて、一年くらいスニーカーショップのスタッフやってました。
「ダンスなんてクソでしょ」くらいまで落ちちゃって。いま考えると、そうすることで自分を守ってた。本当はダンスが好きだし、誰よりも踊りたいんだけど、尖って強がってましたね。
でも「やっぱオレ、ダンス好きだわ」って熱が徐々に出てきて。そんな時に先輩が声かけてくれてクラブで久しぶりに踊ったんですけど、たまたまLDHのエラい人が遊びに来てて。
「EXILEのATSUSHIがダンサーを募集してるから、オーディションに来なよ」って誘ってくれたんです。そこからすべてが繋がった感じですね。
―その後、3年間所属したLDHを退所されてフリーに。そして4月29日に開催されるのが「WELCOME TO CHAPTER 2」ですが、これはどんなライブなんですか?
LDHに居た3年間は、ぜんぜん悪い意味じゃなく"メジャー感"に寄ってた部分もあったんですね。このライブではそういうの無しで、ありのままの自分を披露できたらって思ってます。
―最近始められたYouTubeも、ご自身をありのまま表現する場でしょうか?
まさにそうですね。アーティストだからって、踏ん反り返りたくない。なんでも"純度100%"で自分を表現してるんです。
一枚ずつ手作業で、MABU氏自らプリントを刷っている「MIDNIGHT LONELY BOY」
―続いて、今回スニダンとのコラボが実現した、MABUさんのブランド「MIDNIGHT LONELY BOY」について伺いたいです。まず、ブランド誕生の経緯から教えてください。
2016年ごろだと思うんですけど、いつもの仲間と飲んでたんです。けっこう女の子と遊んでるメンバーなんですけど、男だけで集まって飲むのが好きで。「オレらって、毎日これじゃね?MIDNIGHT LONELY BOYだよな…」って言ったら、友達が「その言葉、めっちゃいいじゃん」みたいに褒めてくれたんです。
「じゃあブランドにするか!」ってなって、仲間にシルクスクリーン(印刷手法の一つ。インクを通す部分・通さない部分を設けたメッシュ状の版を用いる)の版を作れるヤツがいたんで、すぐにデザイン作って渡して。
―じゃあ「なんとなく生まれた」という感じなんですね。
そうですね!でも、その「なんとなく」はわりと奇跡的で。アーティストもそうですけど、なにかを頑張ってる人って、絶対に孤独感が付き物だと思うんです。「孤独」ってネガティブな言葉なんですけど、それを逆に堂々と発することによってプラスに変える意味もあって。だから、この言葉自体に愛着がある感じで「MABU a.k.a MIDNIGHT LONELY BOY」なんです。
孤独感が常にあるというか。11年くらい前に親父を亡くしてて、その瞬間からすごく孤独を感じるようになったんですね。でもそういう悲しみって、時間が経ってもあんまり消えない。そういった孤独感があるから、この言葉に愛着があるのかもしれないです。
ブランドであり、キャッチフレーズであり、アイデンティティであり…。表はMABUだけど、裏はMIDNIGHT LONELY BOY。
―そんな大切な言葉を、ご自身で一枚ずつ手作業で刷ってらっしゃるんですよね?
業者に頼む案もあったんですけど、なんか味気ねぇなと。(自身が着用しているTシャツを指して)このプリントのかすれ具合とかも、また「孤独感」っぽくていいなって。
―それは「かすれ加工」とかではなく、一枚ずつ手作業しているからこそ出る"アジ"のような?
そうです。だから、一枚一枚まったく違うんですよ。いまは発泡プリントっていうのを使ってるんですけど、これもその日の気温や湿度によってかなり変わってきて。インクを厚く塗ってる部分と薄く塗ってる部分で、また変わりますし。その一点モノの感じが、いまの自分にはしっくりきてますね。
―タグもご自身で、ミシンを使って付けてらっしゃるんですよね?
そうです、ゴツい手でやってます(笑)。
―(笑)。今回、スニダンとのコラボTシャツを原宿店・南堀江店・アプリの3店舗で展開させていただきますが、ポイントを教えていただけますか?
ブランドネームの文字が、よく見るとシューレースになってるんです。それに発泡プリントがめちゃくちゃハマってて、いい感じっす!
パターンとしては「黒ボディ×白ロゴ」と「白ボディ×黒ロゴ」の2種を全店舗で展開するんですけど、それとは別に各店舗限定アイテムもあります。
黒ボディに自分の好きな緑色のロゴを使ったTシャツが、原宿店限定。南堀江限定は阪神タイガースカラーにしようかなと思って、黒ボディに黄色のロゴを入れました。
「GREEN」と「YELLOW」の販売はスニダン各店舗のみそしてアプリ限定はタイダイ染めのボディに、ロゴがプリントされてます。
―もしかしてタイダイ染めもご自身で?
そうです。こういう言い方はアレなんですけど、マジでめんどくさいんですよ(笑)。でも今後、もっと大きくなって業者に発注するようになっても、すべての工程を自分で経験してるから「業者の人、マジでサンキュー」って思える。
だからフリーになってから、なにかをしてくれる人への感謝度合いがガチになってきた。そういうのに気づけるから、一人でいろいろやるのはお勧めです。
―そんなアイテムをファンの方が着てくださってるのって、かなり嬉しいですよね。
いや、マジで嬉しいですよ!オレはこれを愛してるから、どこへ行くときでも毎日のように着てるんです。もう表裏一体で、ブランドがデカくなればMABUもデカくなる。MABUがデカくなれば、ブランドも絶対にデカくなる。だからバカ売れするまでは、自分で(手作業で)頑張ろうと思ってます(笑)。
―「MIDNIGHT LONELY BOY」に合わせるとしたら、どんなスニーカーがいいと思いますか?
やっぱり黒かな…。「Off-White × Nike Air Jordan 5 "Black/Muslin/Fire Red"(オフホワイト × ナイキ エアジョーダン5 "ブラック/モスリン/ファイアレッド")」とかいいかなって思います。
「Off-White × Nike Air Jordan 5 "Black/Muslin/Fire Red"」をチェックするスニダンとのコラボMVが要チェックの、新曲『HA?』
―では、MVでスニダンとコラボさせていただいた新曲『HA?』についてお伺いしたいです。こちらも"純度100%"でご自身を表現された楽曲でしょうか?
いや、これはもう"純度120%"ですね(笑)。ニュアンス的には「は?なんか文句ありますか」って感じが強い。誰かを傷つける内容じゃないけど「いまオレがやりたいことやってんだけど、なんか文句ある?」という。
―MVについても教えていただきたいです。
スニダンのショップでスタッフをしてる自分が主人公なんですけど、そこに仲間が来て「踊ろうぜ」って外に連れ出してくれる。それで原宿の街でご飯して、代々木公園で楽しく踊って。夜は渋谷の街をバイクで回ったりする感じの、かなりストリート色の強い内容になりましたね。
ちなみに、MVでもコラボTシャツ着てます!
―どんな人に聴いてほしい曲ですか?
挫折というか、悔しい思いをしている人に「MABUにもそういう時あるんだ」みたいに、自分の思いと重ねてもらったり。リリックも「ヨッシャ!」っていう感じになってるので、気合を入れるスイッチになる曲なのかなと思います。
ありがちな言葉を使うと「背中を押すような曲」なんですけど、メジャーアーティストっぽい優しいプッシュじゃなく、「行けよ!行こうぜ!!」みたいな(笑)。そんな感じですね。
突っ張ってもいるんですけど、みんなに寄り添えてる曲だと思うんで、聴いてテンション上げてくれたらすごく嬉しいですね。
「見て、フィールしてくれたものにお金を払ってくれれば最高」
―ありがとうございます。では最後に、メッセージをいただけますでしょうか。
4月29日にライブをやるので、来てほしいなって思います。さっきも言った通り、MABUがデカくなればブランドもデカくなるし、その逆もある。だから音楽で売れたお金はそのままブランドにつぎ込むし、ブランドで売れたお金はそのまま音楽につぎ込むのが、いまのサイクルです。
だからみんな、一回でも多く曲を聴いてほしいし、一枚でも多く服を買ってほしい(笑)。それが一番の応援かなと。でも、無理してほしいとは思わないんです。見て、フィールしてくれたものにお金を払ってくれればそれで最高なんで。応援の意味も込めて、洋服とかも買ってくれたら嬉しいですね。
…っていうかもう、買ってくれ(笑)。頼む〜!
「MIDNIGHT LONELY BOY × スニダン」POP-UP STORE&限定Tシャツの詳細
POP-UP STOREの詳細
HYPE DROPにて、アーティストMABU氏が主催するアパレルブランド「MIDNIGHT LONELY BOY」限定Tシャツの販売を4/8(土)11:00からスタート。またスニダン各店舗にて、以下の日程でPOP-UP STOREを開催。
・スニダン原宿店
日時:2023/4/8(土) 11:00~20:00
場所:東京都渋谷区神宮前4-28-25 FUJIBUILDING JINGUMAE 1・2F
・スニダン南堀江店
日時:2023/4/9(日) 11:00~20:00
場所:大阪府大阪市西区南堀江1-25-1 Wave on Horie Tower 1F
※両店舗とも、14:00〜18:00にMABU氏本人がご来店されます。
限定Tシャツの詳細
WHITE(スニダン全店およびアプリで販売)
「WHITE」のDROPページをチェックするBLACK(スニダン全店およびアプリで販売)
「BLACK」のDROPページをチェックするTIEDYE(アプリ限定販売)
「TIEDYE」のDROPページをチェックするGREEN(スニダン原宿店 限定販売)
「GREEN」のDROPページをチェックするYELLOW(スニダン南堀江店 限定販売)
「YELLOW」のDROPページをチェックするMABU氏による限定Tシャツ紹介動画
HYPE DROPにてスニダン限定Tシャツ全種をチェックする