ナイキスニーカーの付属品「黒タグ」を徹底解説!海外タグや偽物との違いとは?|コラムについて
二次流通などでNike(ナイキ)のスニーカーを購入する際、「黒タグ付き」といった記載をよく目にする。これに対して疑問に思った方もいるだろう。
気にしない方にとっては特に意識しないものだと思うが、ナイキのスニーカーには「黒タグ」というものが付属するものとしないものがある。
「黒タグが付属しないものは偽物なのか?」と疑問を抱く方も多く、中には「黒タグ付きではないと買わない」というこだわりを持つ方もいるほどだ。
しかし、黒タグが付属しないものは偽物というわけでなはなく、正規品にも黒タグが付属しない場合もある。
本稿では、黒タグが付属しない正規品がどういったものなのか、黒タグ以外のタグにはどういったものがあるかなど、ナイキの黒タグについてあまりよくわからない方に向けて詳しく解説していく。
Nikeの黒タグとは?
黒タグとは、Nike Japan(ナイキジャパン)から出荷されたナイキのスニーカーにのみ付属されている黒色と白色のタグのこと。
国内のナイキ公式や、一次流通で販売しているショップで購入したものには基本的に付属するものだ。
よく「黒タグがないものは偽物?」という問いを目にするが、海外での発売分に黒タグは付属せず、原産国やスニーカーのクオリティが変わるわけではなく、偽物でもない。
黒タグに表記されているのは?
①品番 ・その製品のスタイルコードが表記されている。 ・前6桁の数字がスタイルナンバー、後ろ3桁の数字がカラーを表す数字である。(※例外もあり)
②品名 ・その製品の商品名が表記されている。
③使用用法 ・その製品のカテゴリが表記されている。
④原産国 ・その製品が製造された国名が表記されている。
⑤素材構成 ・アッパーとソールを分けて使われている素材が表記されている。
⑥その他 ・特記事項がある場合に記載される。
国内正規で黒タグがついていないことはある?
国内の一次流通での購入であれば基本的に付属するが、稀に返品分や何らかの形で取れてしまっている可能性もある。
黒タグと他のタグの違い
黒タグは、ナイキジャパンで出荷されたものにのみ付属すると説明をしたが、海外品でも黒タグに似たようなタグが付属している場合がある。 アメリカやイギリスなどで発売されるものは基本的にタグのようなものは付属されないが、韓国ではオレンジタグという日本の黒タグに似たタグが付属し、中国ではバックルタグと呼ばれるタグが付属する。これらの画像を見ながら、黒タグとの違いを比較していこう。
韓国のオレンジタグ韓国では、画像のようなオレンジ色のタグが付属される。黒タグとは違い品番などの明記はなく、取扱注意事項などが明記されている。
中国のバックルタグ中国では、黒タグとは形状の違うバックルタグが付属される。外見は品番と返品交換の注意事項が記載されたものであるが、内部にICチップが搭載されている。返品された際にNike ChinaがICチップを読み込むと購入者情報をトラッキングできる仕組みとなっている。主に「返品処理の最適化」に用いられている。
黒タグは本物と偽物を見分けるポイントになる?
黒タグが付いているからといって、100%国内正規品と安心できるわけではない。
黒タグ付きのフェイクも出回っており、フェイクの本体に正規の黒タグが付属している場合や、偽造して作られた黒タグも存在する。
巧妙に作られているものが多く、ぱっと見では見分けがつかない。
実際にフェイクの黒タグを見ながら、見分けるポイントをいくつか紹介する。
リアルの黒タグ画像 フェイクの黒タグ画像フェイクの代表的なポイント
①質感
・光沢が強い・ベタつきがある
・粗悪なプリント
②フォント
・日本の常用漢字に存在しない漢字が使われている・文字の間隔が異なる
・誤植がある(「"シ"と"ツ"が誤って使われている」 など)
まとめ
今回は、ナイキスニーカーに付属する「黒タグ」について解説した。
近年、ナイキスニーカーのコレクターなどから重要視されている「黒タグ」だが、黒タグが付属していなくても「偽物ではなく海外正規品である」ということを頭に入れておいてほしい。
たとえ黒タグが付属していても偽物の可能性は少なからずあるため、黒タグ付きだからといって100%正規品と思い込まず、上記のポイントを含めくまなくチェックしよう。
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