【2023最新】ナイキコラボのジャックムスなど、トレンドメンズブランド7選|コラムについて
毎年多くのコレクションが発表される中で、特に今シーズンその動きが見逃せないブランドをピックアップ。これからの流行の発信源にもなっていくとも囁かれているので、ぜひこのタイミングでチェックしておいてほしい。
【TOPIC 1】 Denim Tears(デニム ティアーズ)
via:Dior
昨年Supreme(シュプリーム)のクリエイティブ・ディレクターに就任したトレマイン・エモリーが手掛けるブランド、Denim Tears(デニム ティアーズ)。
「黒人奴隷制度の対象であったアフリカ系アメリカ人のストーリーを発信していくこと」をコンセプトに設立したブランドだ。
綿花のグラフィックや人物の肌を黒色にしたグラフィックを多く用いているが、これはアフリカ系アメリカ人が当時の主な労働であった綿花摘みを強いられていた事実に対しての問題提起。これは数々のコレボレーションでも一貫して行われている。
そんな背景もさることながら、積極的にコラボレーションをしているのも見逃せないポイント。
過去にはStussy(ステューシー)、Levi’s®(リーバイス)、Converse(コンバース)、UGG®(アグ)など錚々たる顔ぶれとタッグを組み、昨年末にはDior(ディオール)とのカプセルコレクションを発表。
既に数々の著名人が着用しており、今後さらに注目されることが予測される。
また、彼自身のブラックカルチャーをミックスしたチャーミングな着こなしも常に注目の的だ。
今、まさにトレンドの最前線にいることは間違いなく、今後の動向に目が離せない。
▶︎DENIM TEARS(デニム ティアーズ)の最新情報についてはこち▶︎Dior × Denim Tears Peaces collectionについてはこちら
【TOPIC 2】 WALES BONNER(ウェールズ ボナー)
via:walesbonner
ウェールズ ボナーはイギリスのファッションブランド。
デザイナーの「グレース・ウェールズ・ボナー」は名門セントラル・セント・マーチンズを卒業。
2015年にブランドを設立し、同年秋冬にロンドンコレクションでデビューを果たす。その翌年にはLVMHプライズにてグランプリを獲得した実力派ブランドだ。
彼女の服はブラックカルチャーを軸にしており、"黒人のセクシャリティー"や"マスキュリンな身元"をインスピレーションに、ヨーロッパとアフリカのテイストを合わせたラグジュアリーなハイブリッドスタイルを提唱している。
中でもアイコン的なスタジャンの人気が高く、トレンドのシルエットを取り入れたバランスは、着るだけで洒落感を出すことができる仕上がり。
また、adidas(アディダス)とのコラボレーションで早くから"Samba(サンバ)"をピックアップしていたのも、今振り返れば、審美眼があったと思わずにはいられない。
サンバはファッション関係者の間で静かに人気になっていき、気づけばソールドアウトになっていたモデル。
StockX(ストック エックス)をはじめとした二次流通市場ではインラインのモデルにも関わらず、一時500ドルを超える値がついた代物だ。
昨年末に復刻されるも1日を経たずに完売。まさにこの人気の一端をウェールズ ボナーが担っていたとも囁かれている。
日本国内でも、ドーバーストリートマーケットをはじめ、高感度セレクトショップなどの限られた店舗で販売されているのでぜひチェックしてみてほしい。
▶︎ Wales Bonner × adidas の関連記事についてはこちら【TOPIC 3】 Jacquemus(ジャックムス)
Nike(ナイキ)とのコレボレーションでその名を世界に知らしめ、人気を不動のものへと確立したジャックムス。
デザイナーのサイモン・ジャックムスが手掛けるフランスのファッションブランドだ。ブランド設立は2009年。当時はウィメンズコレクションのみだったが、2018年よりメンズラインを立ち上げている。
何よりも最大の魅力は、そのカラーパレットの豊かさ。南仏出身の彼のパーソナリティを反映したような、鮮やかで色気のあるカラーリングのアイテムは、海外セレブリティを中心に人気を博している。
日本での取り扱いがまだ少ないためにメンズへの知名度があまりなかったが、今回のナイキコラボにより認知を広めた模様。
現在は、高感度セレクトショップのADDITION ADELAIDE(アディッションアデライデ)、1LDKなどで取り扱われている。
レディースに関しての知名度は抜群で、各国のセレブリティも着用。最近ではBLACKPINK(ブラックピンク)のジェニーもショーに出席し、最新アイテムを着用している。
また、幻想的で感動すら覚えるファッションショーもこのブランドの魅力の一つ。気になった人はぜひ動画でショーをご覧いただきたい。
そして以前より、ブランド公式インスタグラムのストーリーズでリーク画像が散見され期待が高まっていたナイキコラボ。
最新情報として、Jacquemus × Nike J Force 1 Low LX 2colors(ジャックムス × ナイキ Jフォース1 ロー LX 2カラー)が海外で2023年夏、発売予定。
▶︎Jacquemus × Nike J Force 1 Low LX 2colors(ジャックムス × ナイキ Jフォース1 ロー LX 2カラー)の最新情報についてはこち▶︎ Jacquemus(ジャックムス)のその他関連記事についてはこちら
TOPIC 4 Goldwin0(ゴールドウイン ゼロ)
近年、ARC'TERYX(アークテリクス)やSalomon(サロモン)などのブランドを取り入れるファッションが人気だ。
"ゴープコア"と呼ばれるこの着こなしは、アウトドアのムードをデイリーに取り入れたスタイル。
スタイリングに取り入れるアイテムは、主にシェルなどのマウンテンパーカー、ナイロンブルゾン、カーゴパンツやトレッキングブーツなどだ。
そんなスタイルに外せないブランドが昨年誕生した。
The North Face(ザ・ノース・フェイス)を有するゴールドウインがスタートさせた新ブランド、ゴールドウイン ゼロだ。
国内でも指折りの大手スポーツアパレルメーカーが手がけるプロジェクトでありながら、そのクリエーションは驚くほどに先鋭的で大きな話題に。
同社に多くの人が抱く既存のイメージを払拭する、ハイセンス&ハイファッションなアイテムとヴィジュアルだった。
デザイナーには、BALENCIAGA(バレンシアガ)やLEMAIRE(ルメール)といったラグジュアリーブランドでキャリアを積んだニットのスペシャリストである「ジュリア・ロドヴィッチ」と、コロナ禍で独学で服作りを始め、ノンキャリアのデザイナーとしては異例の抜擢となった期待の新星「ジャン=リュック・アンブリッジ」の2名。
特に「ジャン=リュック・アンブリッジ」は、この新しいジャンルのファンからの人気がすさまじく、元々制作していた個人ブランドでもHOKA(ホカ)とのコラボシューズをリリースし即完売を記録。
今、テック界で最も注目されているデザイナーといっても過言ではない。
▶︎Goldwin0(ゴールドウイン ゼロ)の関連記事についてはこちら【TOPIC 5】L'art de l'automobile(ラート ド ロートモービル)
パリのヴィンテージカーコレクター&ディーラーの「アルチュール・カー」が手がけるファッションブランド、ラート ド ロートモービル。
フェラーリ、ランボルギーニといった高級車から、モーターオイルのロゴまで、車への愛が詰まったアイテムを数多くリリースしている。
世界で最も有名なヴィンテージ・カー・ディーラーである彼の顧客はYe(イェ)ことKanye West(カニエ・ウェスト)や故Virgil Abloh(ヴァージル・アブロー)など錚々たる顔ぶれ。
ファッションシーンへの深い繋がりから、ブランドを始めるに至ったのも自然な流れだったのかもしれない。
2021年にはCarhartt WIP(カーハート WIP)とのコラボレーションも実現。世界中でアイテムは軒並みソールドアウトになり、かなり話題になったのも記憶に新しい。
さらに、年明け直後にはナイキとのコラボ情報がリークされている。こちらも非常に楽しみだ。
▶︎L'Art de L'automobile KAR × Nikeの最新情報についてはこち【TOPIC 6】Our Legacy(アワーレガシー)
スウェーデンのストックホルムで設立されたファッションブランド、アワーレガシー。
2005年のスタート当初は、プリントTのみの展開だったが2年後の2007年からはフルコレクションを発表。これが大きな反響を呼び、翌年にはストックホルムにショップを構えるまでに成長している。
シンプルでタイムレスなデザインは、華美すぎることのない絶妙な仕上がり。
それでいて個性もしっかり表現できるとあって、ファッション関係者のファンも多く、これまでは知る人ぞ知るファッションブランド的な立ち位置だった。
そんな歴史がある中で、昨年はステューシーとのカプセルコレクションを幾度となく発表。その名を世に知らしめた。
今やインラインのアイテムはリセール市場において定価以上の人気になるものも。
今後ますます人気になることが予想される。
▶︎Our Legacy(アワーレガシー)の関連記事についてはこちら【TOPIC 7】SATISFY(サティスファイ)
via:SATISFY
パリを拠点とする「ブリス・パルトゥーシュ」が手掛ける、"ランニング"をテーマとした上質なアクティブウェアブランド。
ナイキで商品開発を担当していた「カーリー・ビューメル」と共に、トラックスーツやウィンドブレーカーをはじめ、スポーツシーンのみならず日常生活でも活躍する高機能ウェアを発信している。
今でこそ「オン」や「ホカ」をはじめとしたランニングブランドの台頭が著しいが、ブランド設立当時(2015年)の市場に風穴を開けるかの如く登場した、サティスファイ。
既存のいわゆるスポーツウェアの枠組みに当てはまらないアイテムは、支持を受けるのに時間はかからなかった。 過去にはノイズパンクの雄として君臨した伝説的バンド、ソニック・ユースとのコラボも実現。
昨年にはカナダ・モントリオール発のトレイルランニングブランドNORDA(ノルダ)のシューズとタッグを組んだことでも話題を集めた。
2023AWでは、ホカとのコラボもある模様。
正確な情報はまだ手に入れることはできないが、ブラックとホワイトの2色で、クイックシューレースを搭載しているモデルとのこと。これは期待ができそうだ。
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