【スニダン独自データ】人気再熱のadidasを盛り上げる復刻モデルを徹底分析!

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【スニダン独自データ】人気再熱のadidasを盛り上げる復刻モデルを徹底分析!について

日々気になるスニーカー事情を、スニダンの取引データをもとに徹底解剖する企画第四弾。

スニーカーといえば、Nike(ナイキ)のDunk(ダンク)やAir Jordan(エアジョーダン)シリーズが今なお人気を博しているが、2022年はそんな中、ある復刻モデルをきっかけに高い注目度を誇ったブランドがある。

それは、Adimatic(アディマティック)やSamba(サンバ)など、過去の人気モデルが復刻したことにより注目された、adidas(アディダス)だ。

これまでもForum(フォーラム)やSuperstar(スーパースター)など、数々の名作モデルでユーザーを魅了していたアディダスだが、昨年は人気モデルの復刻により大きな盛り上がりを見せた。

今回はそんなアディダスのスニダン取引データを基に、2022年のアディダスブームを振り返ってみよう。

目次

2022年3月、Adimatic復刻でadidasブーム到来

※年代別adidas取引数の割合をグラフ化したもの
※集計期間:2021年8月〜2022年12月まで
※YEEZYシリーズを除く

上記グラフは、年代別(10代〜60代まで)にアディダスモデルが取引された月間推移を表している。

ひと目見てわかるように、2022年3月を皮切りに全体の取引数が右肩上がりに続いている。

往年のアディダスファンならすでにお分かりかと思うが、この時期に待望のアディマティックが復刻販売された。

Adimaticとは

アディマティックは遡ること1996年、スケートボードやBMXなどのスポーツ向けモデルとして誕生した。

当時、アディダスには正式なスケートボードラインが存在しなかったため、アディマティックは「アーバンスポーツモデル」という位置付けだったのをご存知だろうか。

発色の良いスウェード素材に、極太のスリーストライプスとシューレースというキャッチーなデザインを採用した本モデルは、圧倒的な存在感でユーザーを魅了していった。

1996年のリリース以降、長らく発売されていなかった本モデルだが、スニーカーショップatmos(アトモス)のディレクターの小島奉文氏による3年もの長い期間をかけたオファーの末、2022年3月26日に待望の復刻を果たす。

アディマティック発売当時のデザインを忠実に再現した復刻モデルは、当時2000足限定で販売された"グリーン"をはじめ、使い勝手のいい"ブラック"、そしてアトモス別注カラーの"アトモス ブルー"の3カラーでリリースされた。


アディマティックが復刻発売された2022年3月は、40代以上の取引ユーザーが激増。

発売当時、実際に着用していた世代のユーザー層に盛り上がりがあったと推測できる。

アディマティックはその後、5月以降もコンスタントに別カラーやコラボモデルがリリースされたため、その度に取引数が上がる傾向に。

また、世代全体で見てもアディダスの取引ユーザーは増加傾向にあり、アディマティックの復刻をきっかけにブームがはじまったと言っても過言ではないだろう。

また、意外にも10代、20代の取引ユーザー数は右肩上がりとなっており、これはワールドカップ開催時期に発売されたサンバの発売による影響が大きいと言える。

Adimaticを皮切りに、復刻モデルSambaが怒涛の追い上げ

※品番別に月毎の取引件数をグラフ化したもの
※集計期間:2021年12月〜2022年12月まで
※YEEZYシリーズを除く

上記グラフは、アディダスの人気モデルに絞って2021年12月〜2022年12月までの月間取引推移を表したものだ。

アディマティックの発売を皮切りに始まったアディダスブームだが、11月のサンバのリリースをきっかけに、全世代の取引数がさらに増加している。

加えて、ワールドカップ真っ最中だった11月のサンバの取引数は、あのアディマティックを上回っているのだ。

では、ここまでの盛り上がりを見せた、サンバとは一体どんなモデルなのか。

Sambaとは

FIFAワールドカップのブラジル大会が開催された1950年に誕生したサンバ。

開催国ブラジルの代表的な音楽「サンバ」にちなんで名付けられた本作は、フットサルシューズとして制作された。

アディダスおなじみのシャープなシルエットはそのままに、グリップ力の高いラバーアウトソールや、サッカーの激しい動きやプレーから足を守るレザーとスウェードを組み合わせたアッパーなど、プレーに必要な機能や素材が満載。

加えて、程よいボリュームもあるスタイリッシュなデザインは、当時多くのユーザーに愛された。


そんなサンバが、ワールドカップに合わせるように2022年11月に復刻し、瞬く間に完売。

日本中がサッカーへの興味関心が高まっていた背景もあってか、サンバへの需要が高まっていたものと思われる。

3月の復刻発売時に取引数が急上昇しているアディマティックも、5月以降の別カラーリリースの度に取引数が上昇しており、スニダンの人気ランキングTOP10にも頻繁にランクイン。

名実ともに人気モデルの仲間入りを果たしている。

また、現在海外ではベラ・ハディッドをはじめ、ケンダル・ジェンナー、カイア・ガーバー、ヘイリー・ビーバーなどの多くの著名人がサンバを愛用しており、これからのトレンドの中心になると予想されている。

adidas人気モデル取引数ランキングTOP5

アディダスの取引ランキングモデルTOP5は上記の通り。

アディダスの数ある人気モデルの中で、2022年に復刻したアディマティックとサンバがTOP5入りを果たしており、両モデルの注目度の高さが伺える。

では、そんなアディマティックとサンバの中では、どんなモデルが最も取引されたのか。

ここではアディマティックとサンバの人気モデルTOP3をそれぞれ見ていこう。

2022年最も注目を集めたアディダスの注目株
Adimatic取引数ランキングTOP5

■第1位
アディダス オリジナルス アディマティック "グリーン"

アディマティックからは、鮮やかなグリーンカラーがランクイン。
1996年発売時、2,000足限定で展開されたグリーンカラーの復刻は、当時のアディマティックファン待望のリリースだったこともあり、スニダンでも堂々の1位にランクインした。

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第2位
アディダス オリジナルス アディマティック "コア ブラック"
第3位
ヒューマンメイド × アディダス オリジナルス アディマティック "オフホワイト"
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第4位
ヒューマンメイド × アディダス オリジナルス アディマティック HM "ダストグリーン"
第5位
ヒューマンメイド × アディダス オリジナルス アディマティック HM "グレー"
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ワールドカップに合わせて蘇った不朽の名作
Samba取引数ランキングTOP5

■第1位
アディダス サンバ ADV "コア ブラック/フットウェア ホワイト/ゴールド メタリック"

2022年から需要が高まっているサンバからは、ブラックカラーがランクイン。
サッカーシューズとして誕生したサンバだが、ADVモデルである本作はスケートボード用にアップデートされているため、サンバ好きなスケーターにうってつけのモデルとなっている。

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第2位
アディダス サンバ ヴィーガン "ホワイト ガム"
第3位
アディダス サンバ OG "クラウド ホワイト/コア ブラック"
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第4位
アディダス サンバ OG "ブラック ホワイト ガム"
第5位
アディダス サンバ ビーガン "ブラック ガム"
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おわりに

今回は、2022年に始まったアディダスブームについて、スニダンの取引データを基に分析してきた。
人気モデルをオリジナルに近いデザインで復刻することによって、大きな盛り上がりを見せたアディダス。

これまでアディダスのモデルに触れてこなかった方も、一度アディマティックやサンバをはじめとしたアディダスモデルをチェックしてみてはいかがだろうか。

また、同じようにデータを活用した他の記事では、Jordan Series(ジョーダンシリーズ)全モデル人気ランキングから見るブレイク予想New Balance(ニューバランス)の最新の動向などの分析を行っている。

興味のある方は、是非ともそちらもチェックしていただきたい。
次回のスニダンデータ分析企画もお楽しみに。


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