【スニダン独自データ】2022年を振り返り! 取引数から見るブランド別人気ランキングを発表!

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【スニダン独自データ】2022年を振り返り! 取引数から見るブランド別人気ランキングを発表!について

日々気になるスニーカー事情を、スニダンの取引データをもとに徹底解剖する企画第三弾。

今回の企画は2022年の総まとめとして、年内にスニダンアプリで取引されたスニーカーをブランド別のランキング形式で発表する。

目次

2022年総まとめ!ブランド別取引数ランキングを発表!

※集計期間:2022年1月1日〜11月30日
※スニダン上で取引されたデータを集計

上記のデータは、2022年にスニダンアプリで取引されたスニーカーのブランド別のランキング結果だ。

1位、2位を独占したのは、米国発祥のスポーツブランド「Nike(ナイキ)」。そして、ナイキから展開されている「Air Jordan(エアジョーダン)」ブランド。この結果は、スニーカーのリリース数や注目度、モデルの知名度を考えれば、至極当然の結果と言えるだろう。

その他、Off-White(オフホワイト)A Ma Maniére(ア・マ・マニエール)Travis Scott(トラヴィス・スコット)など、『ブランド・ショップ・アーティスト』とのコラボレーションモデルは、ナイキの人気を強く後押ししている重要なファクターだ。

上記でお伝えしたように市場で圧倒的なシェアを獲得しているナイキだが、この結果で最も特筆すべきことは、「adidas(アディダス)」からリリースされていた大人気シリーズの『YEEZY(イージー)』を押さえ、「New Balance(ニューバランス)」が3位に躍り出たこと。

スニダンの取引データをもとに徹底解剖する企画第一弾『2022年大躍進のニューバランスを紐解く!』でも調査したように、今年(2022年)ニューバランスは、スニーカーシーンに多大なる影響を与えてきた。

ここまでニューバランスが台頭してきたのは、Teddy Santis(テディ・サンティス)やJoe Freshgoods(ジョー・フレッシュグッズ)を迎え入れたスペシャルプロダクトの他、JJJJound(ジョウンド)とのコラボシリーズなど、様々な取り組みの結果と言えるだろう。
また、ニューバランスの中でも低価格帯で購入できる『2002R』や『57/40』といったモデルが数多くリリースされ、履きやすさに定評のある同ブランドが認知されてきたこともランキングに大きな影響を与えたと考えられる。

ブランド別の取引数人気モデルランキングを発表

ここからは、上記で紹介した人気5ブランドの取引数人気モデルランキングを発表する。

▼エアフォース1に次ぐ王道モデル『Dunk(ダンク)』

取引数 No.1:ダンク ロー レトロ "ホワイト/ブラック"

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取引数 No.2
"ホワイト/ブラック"(W)
取引数 No.3
"バレリアンブルー"
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まず紹介するのは、近年人気が再熱し今やナイキの定番モデルになったDunk(ダンク)シリーズ。

ナイキのダンクと言えば、エアジョーダン1と時を同じくしてリリースされたバスケットシューズで、「カレッジカラープログラム」という、米国の大学バスケットボールリーグ強豪校のスクールカラーを配したモデルが人気を博している。その主なモデルが『Michigan(ミシガン)』『Kentucky(ケンタッキー)』だ。

今回のランキングで注目すべき点は、それらのカレッジカラーモデルが1足もランクインしておらず、汎用性のあるカラーに染められたダンクがランキングを独占したこと。

今年は年末に、先ほど紹介した人気カレッジカラーの『Kentucky(ケンタッキー)』『Syracuse(シラキュース)』がリリースされたが、それらはランキングに入ることはなかった。

その反面、白と黒で染められた汎用性の高いカラーリングの『White/Black(ホワイト/ブラック)』通称『パンダ』は、通年かけての度重なる再販で人気を伸ばし、定番モデルとしての地位を築いていった。

これらのことから取引数ランキングを見ると、「カレッジカラー」などの歴史を重んじてスニーカーを購入する一部のヘッズ・マニア層より、幅広いライトなスニーカーユーザーにダンクというモデルが、支持されはじめたことが考察できる。

また、汎用性のあるカラーリングのみならず、履きやすさに長けたローカットがランキングを独占した点も、上記の考察に至った一つの要因だ。

エアフォース1に次ぐ、ナイキの王道モデルとしてこれからのリリースにも期待したい。

▼同シリーズのランキング首位を独占『Air Jordan 1』

取引数 No.1:エアジョーダン 1 ハイ OG "ダークマリーナブルー"

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取引数 No.2
"パテント ブレッド"
取引数 No.3
"ロスト & ファウンド/シカゴ"
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次に紹介するのは1位のダンクと同じく、ナイキからリリースされているエアジョーダンシリーズ。エアジョーダンシリーズと言えば、伝説のバスケット選手「マイケル・ジョーダン」の活躍とともに、人気を不動のものとした、キング・オブ・スニーカーだ。

エアジョーダン1を筆頭に、エアジョーダン4やエアジョーダン6など、人気モデルが数多く連なる同シリーズのランキング首位を独占したのは、やはりエアジョーダン1。

エアジョーダン4など、国内外で人気を誇るモデルが度々リリースされていた2022年だが、エアジョーダン1の合間を縫って、ランキングに食い込む余地はない。公開はしていないが、今回集計したランキング「2022年1月1日〜11月30日の期間」で同シリーズTOP12までは全てエアジョーダン1で締められていた。TOP3の独占を含め、やはりエアジョーダン1の人気は計り知れない。

そして、今回のランキングで1位を獲得したのは、OGカラーのロイヤルを彷彿とさせる"ダークマリーナブルー"

意外な結果と首をかしげる方もいるとは思うが、2022年の序盤にリリースされたことや鮮やかな配色、値段の落ち着きを考えれば、取引数でみた今年No.1のエアジョーダン1という結果も納得だろう。リリースから期間が開くほど取引数が伸びることも当然のことである。

そんな中で注目すべきは、第3位の"ロスト&ファウンド(シカゴ)"だ。上記モデルは11月19日にリリースされたモデルで、集計期間に該当する日数が少なかったにも関わらず上位に食い込んできた。

ここまで"ロスト&ファウンド(シカゴ)"の人気に拍車がかかった理由は複数考えられる。

まず、"シカゴ"というカラーは、同シリーズでも屈指の人気を誇る名作であり、数多くのスニーカーヘッズが手にしたいモデルの1つであること。次に、今回の復刻を除く直近の復刻モデル"2015年のシカゴ"は、新品で20万を超えるハイプスニーカーであり、購入が容易でないこと。そして、2022年に復刻をとげた"ロスト&ファウンド(シカゴ)"のリリース足数が多く、比較的購入しやすい値段で落ち着いていることだ。

上記の理由から、この短期間で第3位にランクインするほど、活発に取引が行われたわけだ。仮に、"ロスト&ファウンド(シカゴ)"が2022年の序盤にリリースされていた場合、ランキングのトップを飾っていただろう。

エアジョーダンシリーズ人気モデル順のランキングや、ネクストブレイクモデルも合わせて公開中なので、今年の締めくくりとして合わせてチェックしておこう。

▼若者人気が急増?!ニューバランス入門には『2002R』

取引数 No.1:2002R プロテクションパック "ミラージュ グレー"

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取引数 No.2
"グレー"
取引数 No.3
"ファントム"
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続いて紹介するのは冒頭でも話したように、大人気シリーズの『YEEZY(イージー)』を押さえ、3位に躍り出たニューバランス。アメリカの老舗ブランドで、王道の『990シリーズ』をはじめとした、名称がナンバリングのみのモデルを数多く展開していることで印象深い。

同ブランドの人気の秘訣といえば、「ENCAP(エンキャップ)」や「ABZORB(アブゾーブ)」など、様々なテクノロジーが駆使された"履き心地の良さ"によるもの。あの「RALPH LAUREN(ラルフ・ローレン)氏」が「雲の上をあるいているようだ」と絶賛したほどだ。

その他にも、シグネイチャーカラーが"Gray(グレー)"であるように、どんなファッションにも合わせやすい落ち着きのある配色に定評があり、人気を博している。

ここから今回のランキングに注目していこう。1位〜3位を独占したのは、Made in U.S.A.のフラッグシップモデルとして2010年に登場した『2002』が、アジア製として復刻した『2002R』というモデル。

これまでのニューバランスは平均価格が高いモデルが多く、若者を中心に手を出すことが困難であったが、アジアで大量生産された低価格帯モデル『2002R』のように、購入しやすいモデルが登場した影響が、ランキングに色濃く現れていることがわかる。

過去に連載されたデータ企画、世代別割合のデータ図った記事で、2000番台が10代〜20代に圧倒的な指示を得ていたように、履きやすいスニーカーを選ぶ若者が増えてきているのだろう。ニューバランス入門に『2002R』は最適だったとも捉えられる。

▼パートナーシップ終了後でも圧倒的な人気!『YEZZY』

取引数 No.1:イージー スライド "オニキス"

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取引数 No.2
"ピュア"
取引数 No.3
イージーブースト 350 V2 "ブルー ティント"
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独創的なデザインで時代を作る男、Kanye West(カニエ・ウエスト)改め Yeが、アディダスとタッグを組んで手掛けるコラボレーションラインの『イージーシリーズ』。

カニエ・ウエストは今年、アディダスとのパートナーシップ終了や、政治が絡む問題で常に世間を騒がしてきた。2022年、ストリートシーン及びスニーカー界で、もっとも注目を浴びた男と言っても過言ではない。

さて、そんな終焉をむかえた『イージーシリーズ』だが、そのデザイン性や履き心地から人気が低迷することはないようだ。なかでも、ランキングから見て取れるように、イージースライドの人気が凄まじい。

つなぎ目のないシームレスなデザインが特徴で、素材には耐久性と軽量化が特徴の「EVAフォーム」を採用。スニダンアプリ内のコメントでもよく見受けられるが、サイズ感は小さめとのことなので、購入時にはワンサイズアップをおすすめしたい。

イージーシリーズ終了のアナウンスがされた時に取引が活発に行われたが、今後は、アディダスから一部モデルが改良されてリリースされるとの噂。

▼1990年代の名作が大ヒット!『Adimatic』

取引数 No.1:アディマティック "グリーン"

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取引数 No.2
"コア ブラック"
取引数 No.3
ヒューマンメイド コラボ "オフホワイト"
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最後に、ドイツ発祥のスポーツメーカー、アディダスを紹介する。

アディダスといえば、"世界でもっとも売れたスニーカーとギネスブックに認定"されている『スタンスミス』をはじめ、『スーパースター』、『キャンパス』、『フォーラム』などの人気モデルを世界に発信してきた有名ブランドだ。

そんなメガヒットモデルを数多く所有する同ブランドのランキングだが、TOP3を独占したのは、1990年代の裏原ストリートカルチャーでカルト的な人気を誇った名作『アディマティック』。

ここからは、『アディマティック』について説明しよう。

アディマティックとは1990年代当時、スケートボードやBMXなどのスポーツ用モデルとして登場。世界的に見ると人気は日本に集中しており、日本のストリートカルチャー”1990年代の裏原”を象徴する1足である。

そんな『アディマティック』は、大手スニーカーショップatmos(アトモス)の小島奉文氏による数年間にも及んだ交渉の末に、アトモスとアディダスで限定発売という形で2022年に復刻を果たした。

ランキングの1位と2位は、発売当時のオリジナルカラーで、やはり1990年代を知る世代に人気が高いのだろう。

▼スニダン原宿店 店長『タフケン』にインタビュー

この結果について、実際に肌身でスニーカーの熱狂を感じている、スニダン原宿店・店長のタフケンへ今回取材インタビューを実施した。

Q1:今回ランキング結果が明らかになりましたが、タフケンが肌身で感じた2022年盛り上がったモデルは?

原宿店では若年層やスニーカーに興味を持ち始めた人が、ダンクローをよく手に取っていた印象がありますね。逆に、最近スニーカーを集め始めた方やスニーカーヘッズからは、エアジョーダン1 ハイが人気でした。

また、ランキングの通りニューバランスも人気で、2002Rを履いているお客さまは多かったですね。コラボモデルでいうと、KITH(キス)やAimé Leon Dore(エメ レオン ドレ)などが人気でした。

アディダスについてはアディマティックが登場し盛り上がったものの、履いている人は原宿ではあまり見かけなかったです。アディダスだと、今、Samba(サンバ)がきてますね。

Q2:今回のランキングと肌身で感じている人気モデルに差はありましたか?

特に人気なダンクとエアジョーダン1について、話したいですね。

ダンクについては、原宿店でも、ランキングと全く同じです。客層的にも10代後半〜20代前半が多く、低単価かつ合わせやすいカラーがよく売れていましたね。

エアジョーダン1については、ランキングのモデル以外にTaxi(タクシー)Shadow 2.0(シャドウ 2.0)Pollen(パラン)Bleached Coral(ブリーチドコーラル)が店頭で人気でした。

Q3:タフケンが予想する来年期待のモデルを教えてください

おそらくナイキは、ダンクのトレンドを徐々に落ち着かせ、エアジョーダン1にシフトするのでは?と思います。

その第1号が"ロスト&ファウンド(シカゴ)"で、大きな流れが巻き起こる予感です。

Bred(ブレッド) 、つまくろ、UNCなどなど、OGカラーが続々と復刻すれば相当やばい!またそれに伴い、エアジョーダン1以外のシリーズも盛り上がればいいなと期待しています。

スニダンTV 年末企画

今回のスニダンTVは、今年スニダンで取引されたスニーカーをランキングで振り返り。

本記事内で紹介したランキングの一部を紹介しているので、ぜひ動画もあわせてご視聴ください。

激動の2022年!総まとめ

今回は、2022年の総まとめとして、年内にスニダンアプリで取引されたスニーカーをブランド別のランキング形式で発表した。

ブランド別のランキングでは、やはりナイキが人気で予想通りの結果に。他記事でも取り上げたように、ニューバランスが台頭してきたことは、一年間を通して2022年の大きなトピックとなった。

取引数人気ランキング・モデル別では、複数のモデルがランクインすることはあまりなく、「ナイキはダンク、ジョーダンシリーズはエアジョーダン1、ニューバランスは2002R、イージーはスライドサンダル、アディダスはアディマティック」と、各ブランドごとに人気モデルが良くわかった。

これらのスニーカーは今年、数多くリリースされていたモデルであり、各ブランドの戦略・ブランディングが上手くハマったと言えるだろう。

来年、2023年はどんなモデルが注目されるのか?想像をふくらませつつ、今年も年を越したい。



店舗情報|SNKRDUNK 原宿店


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