ナイキACGが誇る名作スニーカーを紹介!人気モデルが多数登場|コラムについて
Nike(ナイキ)が誇るアウトドアカテゴリー「ナイキ ACG」。
彼らは、スニーカー史に影響を与えるほどの名プロダクトを生み出してきた。
今回は、ナイキ ACGからリリースされた名作シューズを紹介していく。
Nike ACGとは
引用:SNKRS【ACGはなんの略?】
ナイキ ACGとは、All Conditions Gear(訳:あらゆる環境に対応する道具)の頭文字をとったナイキのアウトドアカテゴリーだ。
その言葉通り、あらゆる状況を想定したタフなシューズをはじめ、アウトドアウェアやバッグなどを展開。
これらのプロダクトは、機能性もさることながらデザイン性の高さも注目を浴びており、ファッションブランドとのコラボにも採用されるほどの評価を得ている。
【ACGの歴史】
ナイキ ACGが始まったのは1989年のこと。80年代初頭にナイキがリリースしたハイキングシューズに端を発している。
90年代、Tinker Hatfield(ティンカー・ハットフィールド)などの非凡なデザイナー陣と印象的な広告、そして当時のアウトドアファッションとの結びつきもあったことから、大きく飛躍を遂げた。
その後デザインの方向転換や機能の進化を繰り返し、アウトドアだけでなく街中でも映えるACG独自のスタイルを確立。現在まで続く人気カテゴリーとなっている。
もっと「ナイキ ACG」を知りたい方は、「ナイキのアウトドアライン"ACG"とは?」をチェックしよう。
Nike ACGの名作スニーカー10選
カテゴリーが発足して30年以上になるナイキ ACG。
名作と謳われるシューズをいくつもリリースしてきた。
ここからは、スニーカー史にも欠かせないナイキ ACGモデルを、オリジナルリリース順に10足紹介していく。
※掲載画像の多くは復刻モデル。
■ACG始まりの一足
「エア ワイルドウッド」(1989年)
ACG創設初年度にリリースされた「Air Wildwood(エア ワイルドウッド)」。
天候や状態に関係なく、過酷な路面を自由に走りたいというオフロードランナーのために作られた"全天候型オフロードシューズ"だ。
1988年にリリースされたAir Pegsus ACG(エアペガサス ACG)の特徴を多く受け継いでおり、クラシックながら今でも色褪せないデザインが魅力となっている。
■ACGが誇る傑作
「エア モワブ」(1991年)
ACGの中でも傑作と謳われる「Air Mowabb(エア モワブ)」。この名前は、アメリカ・ユタ州の都市「モワブ」から着想を得ている。
エアマックスシリーズやエアジョーダンシリーズを手掛けた名デザイナー"Tinker Hatfield(ティンカー・ハットフィールド)"がデザインし、当時の革新的なテクノロジー"ハラチフィットシステム"を採用したモデルだ。
また、オリジナルカラーのソールには、ニジマスからヒントを得たと言われるスペックル柄(斑点模様)を用いている。
■後続モデルに影響を与えた
「エア テラ ACG」(1991年)
ナイキ ACGを代表するカラーの発端となった「Air Terra ACG(エア テラ ACG)」。
このオリジナルカラーは、のちにSB Dunk(SBダンク)やAir Huarache(エアハラチ)にも採用されるほどのインパクトを残した。
トレッキングシューズを主に展開した"ナイキ テラ"シリーズの一足であり、後続モデルのデザインに大きな影響を及ぼしたプロダクトだ。
■ヒールパーツが特徴的
「エア リバデルチ」(1992年)
エアモワブをよりシャープにしたような「Air Revaderchi(エア リバデルチ)」。
マウンテンバイク、トレイルランニング、トレッキングなどあらゆるアウトドアアクティビティに対応できる汎用性の高いアウトドア用クロストレーニングシューズとして登場した。
ヒールパーツが特徴的で、2022年には同デザインに触発されたUndercover(アンダーカバー)とのコラボAir Force 1(エアフォース1)がリリースされている。
■クロストレーニングサンダル
「エア デシューツ」(1992年)
特徴的なストラップを持つサンダルスタイルの「Air Deschutz(エア デシューツ)」。
シンプルな構造の中にナイキのエアクッショニングを搭載。クッション性や撥水性に優れ、水と関わるアクティビティを想定したモデルだ。
機能重視な"クロストレーニング サンダル"で、街の散策から、渓谷でのトレイルやビーチの散歩まで、さまざまな外出に適している。
■ACGを代表するアッパーデザイン
「エア マーダ」(1994年)
通気性と耐久性に定評がある90年代名作トレッキングシューズ「Air Mada(エア マーダ)」。
プルタブによって容易な着脱を可能に。また、アウトドアシューズらしい独特なアッパーデザインを採用している。
1994年のオリジナルリリース時には、ミッドカットバージョンも展開されていた。
■食べ物を思わせるルックス
「エア モック」(1994年)
"21世紀のモカシン"と呼ばれた「Air Moc(エア モック)」。モカシンとは、一枚革で作られたスリッポン形式のシューズのことを指す。
まるで茹でたジャガイモにフォークを刺したようなルックスを持ったこのモデルは、登山後の疲労した足をリラックスさせる"アフターキャンプシューズ"をコンセプトにリリースされた。
後続モデルのACGモック3.5では、より現代的なデザインを採用。キルト生地で足を包み込むリラックスシューズとなっている。
■アウトドアシューズならではのデザイン
「ラハール ロー」(1996年)
アウトドアシューズならではのワイルドなソールを採用した「Rahar Low(ラハール ロー)」。
1989年リリースのラハール エスケープ ブーツからインスピレーションを受けてデザインされたモデルだ。
アッパーに金具のパーツを採用することでアウトドア色を強めており、足元を主張してくれる一足に仕上がっている。
■ランニングシューズを思わせるアッパー
「エア スカーン」(1997年)
90年代エアマックスシリーズを思わせる「Air Skarn(エア スカーン)」。
従来の大きくかさばるハイキングシューズとは一線を画したデザインが特徴的だ。
シャープなルックスとアウトドアソールを合わせ、唯一無二の存在感を誇るシューズとなっている。
■コラボモデルに採用
「エア フマラ」(1997年)
海外セレブがライフスタイルシューズとして着用したことで知られる「Air Humara(エア フマラ)」。
オートバイで使われる車輪の技術的なデザインをヒントに、トラクションに優れた厚いソールを使用している。
Supreme(シュプリーム)やJacquemus(ジャックムス)など、ハイセンスなコラボパートナーがベースモデルに採用するほど、デザイン性が高く評価されているプロダクトだ。
おわりに
アウトドア界からナイキを牽引してきた「ナイキ ACG」。
これまでリリースしてきたモデルを見ると、ナイキによる革新的アプローチの歴史が垣間見える。
ブランドが誇る名カテゴリー「ACG」を、足元から堪能してみよう。
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