ルイ・ヴィトンの柄の種類とは？おすすめアイテムもチェックして！【コラム】

ルイ・ヴィトンの柄の種類とは？おすすめアイテムもチェックして！【コラム】について

Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)のアイテムを購入するとき、多くの人が悩むのが「どの柄を選べばよいか」ということ。同じ柄でもさまざまなバージョンがあるため、違いを理解しておきましょう。知っておきたい柄のバリエーションや、おすすめのアイテムを紹介します。

Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)とは

ラグジュアリーブランドといえば、必ず名前の挙がるルイ・ヴィトン。日本では特に人気の高いブランドですが、どのようなバックグラウンドがあるのでしょうか？ルイ・ヴィトンの歴史をおさらいしてみましょう。

フランスで生まれたラグジュアリーブランド

ルイ・ヴィトンの起源は、19世紀のフランス・パリ。トランク職人だった「ルイ・ヴィトン」が、旅行用トランクのアトリエを開いたのが始まりです。

当時はまだ、人々が馬車や船で移動していた時代でした。アトリエで生み出される上質で使い勝手のよいトランクは高い人気を集め、ブランドは大きく成長していきます。

ルイ・ヴィトンの魅力は、創業から変わらないクラフツマンシップと、革新を恐れない挑戦的なスタイルです。

例えば、「錠前システム」「モノグラム」といった今では当たり前のアイデアは、ルイ・ヴィトンによって生み出されたもの。ルイ・ヴィトンがファッション業界に与えた影響は計りしれません。

現在のルイ・ヴィトンは、バッグ・アパレル・アクセサリー・レザー小物などを扱っています。ルイ・ヴィトンの伝統とクリエイティブが詰まったアイテムは、今なお多くの人々を惹きつけてやみません。

Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)の定番柄

ルイ・ヴィトンの柄の中でも、定番といわれるのが「モノグラム」「ダミエ」「エピ」です。それぞれについて詳しく紹介します。

モノグラム

モノグラムのインスピレーションの源は、日本の家紋にあるといわれます。フランスでジャポニズムが流行していた120年以上前、モノグラムはコピー製品対策の切り札として生み出されました。

モノグラムに描かれているのは、ブランドイニシャルの「L」「V」、さらには花・星といったモチーフです。ルイ・ヴィトンのイマジネーションが色濃く反映されたデザインは、ルイ・ヴィトンの顔といっても過言ではありません。

定番はブラウンのキャンバス生地にマロンカラーのアイコンを並べたデザインですが、近年は柄のバリエーションも増えています。同じモノグラムでも大きく印象は異なるため、リサーチは必須です。

ダミエ

日本の市松模様をヒントにして生まれたといわれるのが、ダミエです。その歴史はモノグラムより古く、創業当時よりルイ・ヴィトンのアイコンとして使用されていました。

ダミエの魅力は、ブランドの存在感がありつつも主張が激しすぎない点です。「モノグラムはちょっと苦手」という人も、ブランドロゴが入らないダミエなら抵抗を感じにくいはず。

ダミエの定番カラーリングは、ブラウン×ベージュですが、ラインナップは豊富です。モノグラムと同様にデザインのバリエーションが多く、選択肢はたくさんあります。

エピ

フランス語で「麦の穂」という意味を持つのが、エピです。細い線が型押しされたデザインは、麦の穂が風になびいて揺れている様子をイメージさせます。

モノグラムやダミエがPVCコーティングのキャンバス生地にプリントされているのに対し、エピの素材はグレインレザーです。一際高い高級感があり、ルイ・ヴィトンのラグジュアリーな魅力をしっかりと堪能できます。

このほか「傷が目立ちにくい」「光の当たり方でイメージが変わる」などといった特徴もあり、素材にこだわりたい層からの人気が高めです。

エピは、モノグラムやダミエほどデザインの多彩さはありません。ただしカラー展開は豊富なため、好みの色味を見つける楽しさがあります。

モノグラムの種類

「モノグラムにしよう」と決めた人が次にすべきは、モノグラムの種類を選ぶこと。一口にモノグラムといっても、種類はたくさんあります。

モノグラムのバリエーションを見ていきましょう。

モノグラム・ヴェルニ

エナメル加工が施された上質なカーフレザーに、モノグラムアイコンを型押ししたデザイン。ツヤっとした上質な光沢が、現代的なムードを感じさせます。これまでのモノグラムにはないパステルカラーが多用され、軽快でフレッシュなムードが強めです。

全く新しいモノグラムを生み出したのは、1997年よりクリエイティブディレクターを務めていた「マーク・ジェイコブス」です。彼はルイ・ヴィトンに多くの革新をもたらしましたが、このモノグラム・ヴェルニもその一つといえます。

マヒナ

高級なソフトレザーに、直接モノグラムが打ち込まれたデザイン。「パーフォレーション」という穴開け技術が使われており、クラフトワークのような繊細さと美しさがあります。これまでプリント仕上げのみだったモノグラムのイメージを、大きく変えたデザインです。

マヒナの特徴は、ルイ・ヴィトン初のソフトレザーラインということ。レザーの滑らかな手触りと質感・落ち着いたカラーリングはフェミニンな印象が強く、大人の女性たちから絶大な支持を集めました。

マヒナの主張しすぎないモノグラムデザインはいまだに高い人気があり、バッグ・スモールレザーグッズなどさまざまなアイテムに使われています。

モノグラム・エクリプス

ブラックのモノグラム・キャンバス生地に、グレーのモノグラムアイコンを並べたデザイン。クールなカラーリングは、メンズラインのモノグラムとして誕生しました。

モノグラム・エクリプスを考案したのは、クリエイティブディレクター「キム・ジョーンズ」です。ルイ・ヴィトンのアーカイブスに眠る、ブラックキャンバスのトランクにインスピレーションを受けたのだとか。

モノグラムアイコンが生地に溶け込むような配色は、クラシックなモノグラムをスタイリッシュに昇華しました。モノグラムをシックにまといたいメンズからの人気が高く、メンズラインの定番デザインとなっています。

SINCE 1854

柔らかなジャカード生地に、ルイ・ヴィトンの創業年「1854」が記されたモノグラムデザイン。ウィメンズアーティスティック・ディレクター「ニコラ・ジェスキエール」によりデザインされ、2022年のクルーズコレクションに登場しました。

1854という数字を一つのアイコンとしてとらえたデザインは、オリジナルのモノグラムよりもクラシカルな印象。随所に花びらや星のアイコンが効果的に配置され、上質な織物のようなムードがあります。

ルイ・ヴィトンの人気バッグ「オンザゴー」「カプシーヌ」「ネヴァーフル」などに採用されています。

ダミエの種類

モノグラムに負けず、ダミエも柄のバリエーションが豊富です。好みやコーデのテイストにマッチするダミエを見つけましょう。

ダミエのラインナップから、人気の高いデザインを紹介します。

ダミエ・アンフィニ

レザーを直接加工して立体的な市松模様を実現した、メンズラインのダミエ・アンフィニ。ワントーンカラーで仕上げられているのが特徴で、一見ダミエと気付きにくいかもしれません。

市松模様をカラーリングで表現しているダミエと比較すると、ダミエ・アンフィニはシックで落ち着いた印象が強め。色の主張がない分素材の上質さとデザインのディテールに目が行きやすく、アイテムそのものの魅力が引き立ちます。

ダミエが控えめに主張する上品なデザインは、ビジネスシーンにもぴったりです。

ダミエ・アズール

「アズール」とは、イタリア語で「紺碧」を意味する言葉です。その名のとおり、おなじみの市松模様は爽やかなホワイト×ネイビーで表現されています。

明るくクリーンなダミエ・アズールは、着こなしに軽さを出したいときに便利なデザインです。定番デザインのクラシックな魅力とモダンなムードのバランスがちょうどよく、トレンド感の高いコーデにもよく映えます。

季節を問わず使える万能選手なので、一つ持っておくと何かと重宝するはずです。レディース用のデザインではありますが、メンズの愛用者も少なくありません。

ダミエ・グラフィット

モノグラム・エクリプスと同様に、ブラックのキャンバス生地にグレーカラーを合わせたデザイン。メンズラインにふさわしい、スタイリッシュな配色が魅力です。

通常のダミエはクラシックで上品ではありますが、ビジネスシーンには優しすぎるかもしれません。彩度の低い2色を効果的に配置したダミエ・グラフィットなら、ビジネスシーンにも違和感なくマッチします。

上質なアイテムで身の回り品を固めたいビジネスパーソンに、特におすすめできるダミエです。

Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)のおすすめウォレット

ルイ・ヴィトンの柄を気軽に楽しむなら、毎日使うウォレットがおすすめ。定番から変わり種まで、魅力あふれるラインナップです。

ルイ・ヴィトンのウォレットから、人気の高いアイテムを見ていきましょう。

Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)のおすすめバッグ

ルイ・ヴィトンの柄を思い切り堪能するのなら、やはりバッグはチェックしておきたいところ。ルイ・ヴィトンの柄が映える、人気の名品バッグを紹介します。

存在感のある柄が魅力のLouis Vuitton(ルイ・ヴィトン)

ルイ・ヴィトンで人気の柄は、ブランドモチーフがちりばめられた「モノグラム」・市松模様の「ダミエ」・線状の細かい型押し「エピ」です。

これらのデザインは、黙っていても「ルイ・ヴィトン」と伝わる定番デザイン。ブランドアピールがしっかりあって、ルイ・ヴィトンを所有する喜びを味わえます。

ウォレット・バッグなどにさまざまなデザインで使われているので、好みに合うものを見つけましょう。