タグ・ホイヤーモデル一覧!ブランドの魅力や各モデルの違いを解説!【コラム】について
TAG Heuer(タグ・ホイヤー)は腕時計好きなら知らない人はいない老舗ブランドです。「ライアン・ゴズリング」などの有名人をブランドアンバサダーに起用しており、一般的な知名度が高いのも特徴です。タグ・ホイヤーの腕時計に興味がある人は、まずブランドの歴史やラインナップを知っておくとよいでしょう。この記事では、タグ・ホイヤーの魅力や各モデルの特徴、参考価格などを紹介します。
TAG Heuer(タグ・ホイヤー)の魅力とは?
タグ・ホイヤーは「エドワード・ホイヤー」が1860年にスイスのサンティエミで設立した高級時計ブランドです。当初は主に懐中時計を製造していましたが、1887年に「振動ピニオン」を開発したことで時計業界の常識を覆しました。振動ピニオンはクロノグラフの作動に必要な部品で、誕生から130年以上経った現在でも、名だたるブランドのクロノグラフムーブメントに使われています。さらに1916年には100分の1秒単位で時間を測定できるストップウォッチ「マイクログラフ」を世界で初めて開発しました。マイクログラフの精度の高さが認められ、1920年から3大会連続でオリンピックの公式タイムキーパーを務めます。
また、タグ・ホイヤーはモータースポーツと縁が深いことでもよく知られています。過酷なモーターレースへのオマージュとして1963年に開発されたモデル「カレラ」は、現在でもタグ・ホイヤーの看板モデルです。1969年に誕生した防水のスクエアウォッチ「モナコ」は、モナコF1グランプリにちなんで名づけられました。その後、タグ・ホイヤーは1971年から8年間にわたってF1のフェラーリチームの公式タイムキーパーを務めています。
長い歴史のなかで、タグ・ホイヤーは革新的な機構や名モデルを数多く生み出してきました。「Don’t Crack Under Pressure(プレッシャーに負けるな)」というコンセプトからもわかるように、耐久性の高さに自信を持っており、スポーツ業界で特に愛されているブランドです。高い精度を追求するなかで生まれた機能的な美しさを堪能したい人は、タグ・ホイヤーの腕時計を検討してみるとよいでしょう。
TAG Heuer(タグ・ホイヤー)を着用する芸能人
タグ・ホイヤーは多くの芸能人が着用していることでも知られています。俳優の窪塚洋介さんは、シックなスーツと3針モデルのカレラを合わせて大人の色気を漂わせています。
モデルのマギーさんは「アクアレーサー プロフェッショナル300」をスタイリッシュに着用しています。
TAG Heuer(タグ・ホイヤー)の6モデルの違いや参考価格
タグ・ホイヤーにはブランドを象徴するタイムピースといえる6つのコレクションがあります。それぞれの魅力や価格を知り、自分にうってつけのモデルがどれなのかを見極めてみてください。ここからは、タグ・ホイヤーを代表する6モデルについて、デザインや機能性、参考価格などを紹介します。
CARRERA(カレラ)
カレラはタグ・ホイヤーを語るうえで欠かせない名モデルです。1963年、タグ・ホイヤー家の4代目「ジャック・ホイヤー」は「カレラ・パン・アメリカーナ・メキシコ」という伝説のロードレースの名前を聞いてカレラのインスピレーションを得ました。そんな過酷なロードレースに参加するプロドライバーのためにデザインされたクロノグラフがこのカレラです。カレラの特徴は、レーシングカーのコックピットにオマージュを捧げた開放的なデザインにあります。文字盤の周囲のフランジには5分の1秒の目盛りが付いており、視認性が高くなるよう工夫されています。実際にドライバーが着用したときの使いやすさにこだわった、至ってスタイリッシュなデザインです。
カレラはバリエーションが豊富で、機械式のものやクオーツ式のもの、シンプルな三針タイプからクロノグラフタイプまで幅広いモデルがあります。ベルトもステンレスやレザー、ラバーなどさまざまな素材が使われているので、ファッションの雰囲気に合ったものを選べるでしょう。
カレラシリーズはタグ・ホイヤーのコレクションのなかでも人気が高く、特に「カレラ キャリバー5 デイデイト」は圧倒的な人気を誇ります。こちらは曜日と日付が3時の位置に表示される実用的なモデルで、参考価格は30万~40万円程度です。また、クオーツ式のモデルであれば20万円程度から購入可能です。
TAG Heuer Carrera Caliber 5 Day Date
タグ・ホイヤー カレラ キャリバー5 デイデイト
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MONACO(モナコ)
モナコも時計ファンからはよく知られているモデルです。先述のとおり、モナコF1グランプリからインスピレーションを得て1969年に開発され、映画「栄光のル・マン」でレーサーを演じた名優「スティーブ・マックイーン」が着用したことで世界的なヒット商品となりました。発売40周年の2009年にはリバイバルモデルがリリースされ、モナコ人気復活の契機となりました。スクエアケースが特徴的で、一目でモナコとわかるデザインになっています。実は、スクエア型の防水時計はモナコが世界初です。なおかつ、モナコには、マイクロローターを採用した自動巻きクロノグラフが搭載されており、これも世界で初めてのことでした。スクエアケースでは裏蓋をねじ込み式にできないので気密性を確保しにくいのですが、タグ・ホイヤーは高い技術力で防水のスクエアウォッチを実現しました。モナコはまさにエポックメーキングな腕時計だといえるでしょう。
「スティーブ・マックイーン」が身に付けたオリジナルモナコは現在も高い人気を誇っています。リバイバルモデルではマイナーチェンジこそあるものの、基本的にはオリジナルを忠実に再現しているので、アンティーク調の雰囲気を存分に楽しめるでしょう。ユニークで歴史を感じさせる腕時計を身に付けたい人にはタグ・ホイヤーのモナコがおすすめです。
モナコの参考価格については、ホイヤー02を搭載した新作モデルも含め、新品が80万~85万円程度で販売されています。
TAG Heuer Monaco
タグ・ホイヤー モナコ
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FORMURA1(フォーミュラ1)
「フォーミュラ1」は、タグ・ホイヤーとF1のつながりの強さを示すスポーツウォッチのコレクションです。レーシングスポーツのための高い機能性と耐久性を備えており、丸い文字盤のオーソドックスなデザインが特徴です。ベゼルには数字が大きく刻印されており、タキメーターとしてスピードが計測できる仕様になっています。
また、「アイルトン・セナ」をはじめとした、名だたるF1ドライバーの名前を冠したモデルが多く誕生しているのも特徴です。スポーティーなルックなので、カジュアルなシーンやファッションとも相性がよいでしょう。また、ブラックやブルーを基調としたシックなデザインのモデルならビジネスシーンにも合わせられます。
他のモデルに比べると、フォーミュラ1は価格設定がややリーズナブルです。クオーツ式であれば新品でも20万円程度から購入できるので、高級時計のエントリーモデルとして高い人気を誇っています。
TAG Heuer Formula 1 Calibre 16 Automatic Chronograph Ayrton Senna Special Edition
タグ・ホイヤー フォーミュラ1 キャリバー16 クロノグラフ アイルトン・セナ スペシャルエディション
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AQUARACER(アクアレーサー)
タグ・ホイヤーが打ち出しているダイバーズライン、つまり防水性能に特化したコレクションが「アクアレーサー」です。アクアレーサー自体が登場したのは2000年代ですが、タグ・ホイヤーは長い歴史のなかで時計の防水性にこだわり続けてきました。タグ・ホイヤーは1895年に懐中時計の防水ケースで特許を取得し、1969年には世界初の防水スクエアウォッチを開発します。そして1979年に当時としては画期的な200m防水のモデルを打ち出して大きな話題を呼びました。この流れを引き継いでアクアレーサーが生まれ、タグ・ホイヤーでも屈指の人気モデルとなっているのは必然ともいえるでしょう。
アクアレーサーの魅力はまず洗練されたデザインにあります。ダイバーズウォッチは一般的に無骨なデザインのものが多いですが、アクアレーサーはタグ・ホイヤーらしいスタイリッシュなデザインです。ケースの大きさをなるべく抑えつつ、角張ったベゼルと丸みのあるケースを調和させることで優雅な雰囲気を漂わせているのです。それでいて基本性能の300m防水が備わっているので、アクティブシーンでも活躍してくれます。タウンユースでもアウトドアでも身に付けられる、使い勝手のよいモデルです。
他のモデルと同じように、アクアレーサーはコストパフォーマンスの高さも魅力です。オーソドックスなクオーツ式のモデルは19万~30万円程度の価格で販売されています。
TAG Heuer Aquaracer Professional 300
タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル300
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AUTAVIA(オータヴィア)
「オータヴィア」は1962年に登場して「伝説のクロノグラフ」と称されたコレクションです。もともとは自動車や航空機のダッシュボードタイマーとして誕生しましたが、タグ・ホイヤー家の4代目「ジャック・ホイヤー」が1962年に腕時計として復活させました。ちなみに、オータヴィアという名前は「Automobile(自動車)」と「Aviation(航空機)」を組み合わせて生まれた造語です。カレラよりも早く誕生したオータヴィアは、完全なレーシングデザインの腕時計でした。視認性や機能性、耐久性にとことんこだわったオータヴィアは多くの有名ドライバーに愛され、タグ・ホイヤーの人気を底上げします。カレラやモナコに続く道を切り開いたオータヴィアは、「伝説のクロノグラフ」という呼び名にふさわしいコレクションだといえます。
そのオータヴィアが誕生から50年以上の時を経て、2016年に復刻を果たしました。復刻されたのは「ヨッヘン・リント」というF1ドライバーが着用していたモデルで、ケースサイズや素材などは多少変更しているものの、基本的にはオリジナルモデルを忠実に再現しています。
2019年に発表されたモデルはクロノグラフがない都会的なデザインなので、より幅広いシーンで活躍してくれるでしょう。オータヴィアの参考価格は35万~50万円程度、クロノグラフが80万円程度です。
TAG Heuer Autavia
タグ・ホイヤー オータヴィア
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LINK(リンク)
「リンク」は1999年に誕生したタグ・ホイヤーの人気コレクションです。ブレスレットの滑らかなフォルムが最大の特徴で、一目でリンクとわかる個性的なデザインになっています。リンクには前身となるモデルがあり、それが1987年に登場した「S/el(セル)」です。セルでは人間工学に基づいて開発された、快適な装着感のブレスレットを採用しています。このブレスレットには2つのS字型を組み合わせた形状で、このセルから生まれたS字型のブレスレットを、後者モデルとなるリンクでは引き継いでいます。
発売当初はセルのように丸みを強く感じさせるデザインでしたが、世代を重ねるたびにリンクはシャープな印象へ変化していきます。 現行モデルではケースもブレスレットもスタイリッシュな薄型なので、ビジネスシーンでもスマートに着用できるでしょう。リンクの参考価格はデザインによって異なり、3針モデルが35万円前後、クロノグラフが55万円前後です。
TAG Heuer Link
タグ・ホイヤー リンク
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まとめ
モータースポーツと縁が深いタグ・ホイヤーには長い歴史があり、時計マニアの間でも機能的で洗練されたデザインに定評のあるブランドです。カレラやモナコといった有名モデルだけでなく、ダイバーズウォッチのアクアレーサーや、ブレスレットが個性的なリンクなども人気があります。高級時計ブランドとしては価格設定もリーズナブルなので、初めての高級時計にもおすすめです。フリマアプリ「スニーカーダンク」では、ハイブランドやスニーカーなどの貴重なアイテムが日々取引されています。真贋鑑定付きで高価なアイテムを安心して購入できる点も魅力です。スニダンを活用して、タグ・ホイヤーのスタイリッシュな腕時計をぜひ探してみてください。