【エアフォース1を徹底比較!】"White"と"Fresh"2つの"オールホワイト"はどう違う?【コラム】について
こんにちは!スニダン編集部の山好き子です。最近気温の高い日が徐々に増え、Tシャツ1枚で出かけることも増えましたよね。スニーカーも夏らしい爽やかなカラーを取り入れたくなります。スニーカーの王道とも言えるAir Force1(エアフォース1)。みなさんは何色を思い浮かべますか?たくさんのカラーがある中で、全体が白でカラーリングされた"White"(ホワイト)はかなりの人気を誇ります。
そんな人気のホワイトカラーに最近、新色の"Fresh"(フレッシュ)が最近登場しました。
定番であったホワイトと同じく、新作のフレッシュもオールホワイトカラー。これから暑くなる季節に向けて、足元から爽やかさを演出してくれるすぐれもの。ですがこの2つのモデルの違いは画面越しでは分かりづらいため、迷われている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、それぞれの素材感やパーツ、サイズなどの違いを写真付きで比較していきます!
目次
そもそもエアフォース1ってどんなモデル?
比較に入る前に、まずはエアフォース1がどのようなモデルなのかを紹介します。
エアフォース1の公式説明文
1982年に発売されたNike Air Force 1は、Nike Airを搭載した初めてのバスケットボールシューズ。ゲームに革命をもたらすと同時に、ハードコートからアスファルトまで世界中のフィールドで広く愛用され、ヒップホップカルチャーにも欠かせない存在となりました。柔軟性、バネのようなクッショニング、分厚いミッドソールなど、現在もそのルーツを忠実に再現しているAir Force 1。シューズの威光を守っているのは、Nike Airテクノロジーです。
出典:Nike.com
ご存知の方も多いと思いますが、エアフォース1はもともとバスケットボールシューズとして誕生。ブルース・ギルゴアと言うデザイナーによって生み出されたモデルです。
ちなみに、名称はアメリカ大統領専用機に由来します。そのシーンはコートの枠を超えてストリートシーンやファッションシーンにまで及び、今日の人気につながっています。
名称についている"07"ってどういう意味?
今回紹介するモデル、エアフォース1の名称についている"07"の文字。これがどういう意味なのか、気になったことがある方もいるのではないでしょうか。察しの良い方はお気づきかもしれませんが、これには"2007年"という意味が込められています。
2007年、エアフォース1の25周年を記念しモデルが刷新。「AF1」と刻まれたデュブレが搭載され、以降発売されるエアフォース1には"07"という文字が入るようになりました。また直近では、2021年にもリニューアル。スタイルコードの変更はありませんが、再生素材が使用されているのが変化ポイントです。
参考記事はこちら:名作揃いのコラボ エアフォース1をご紹介!歴史や魅力なども併せて解説!【コラム】
ふたつの"オールホワイト"、どんな違いがある?実際に比較してみました
ここまではエアフォース1についての前提知識をお伝えしました。その上でホワイトとフレッシュがどのように違うのかを比較します。
■公式説明文(日本語)
まずは公式説明文の違いを見ていきましょう。
Nike Air Force 1 Low 07 "White"
ナイキ エア フォース 1 '07は、人気のバスケットボールシューズのオリジナルモデルに新しいテイストを加えたデザイン。しっかりステッチされたオーバーレイ、クリーンな仕上げ、適度な光沢で、個性を際立たせます。
Nike Air Force 1 Low 07 "Fresh"
経年劣化をとめることはできませんが、エア フォース 1 フレッシュはそれに近い性能を備えたシューズ。 柔らかいテクスチャード加工のレザーは、しわが目立ちにくく、汚れを落としやすいデザイン。 ウーブンラベルの代わりにデボス加工のロゴを配置。予備のシューレースが付属しているため、ジャムドーナッツを安心して食べることができます。 通気孔を配したソックライナーで風通しを確保し、涼しい履き心地をキープ。 このホワイトオンホワイトのシューズを履きこなさない理由はありません。
出典:ともにNike.com
フレッシュの説明文には、特に汚れに強い=経年劣化に強いという、今までのエアフォース1との差分が表現されています。
■価格のちがい
フレッシュ:15,400円(税込)
■素材表記
フレッシュ:本体:天然皮革・合成皮革、ヒール:ゴム
どこに違いが現れている?
公式説明文では主に「経年劣化に強い」と言う部分を押し出していると推測しました。これがどのようにプロダクトに反映されているのかを見ていきます。
■レザー素材の違い
フレッシュ:ホワイトに比べ素材が柔らかく、表面は比較的なめらか
■ロゴの違い
フレッシュ:タン、ヒールともにデボス加工(記事などに直接印字を施す加工のこと)
■予備のシューレースが付いている
フレッシュ:予備のシューレースが付属。色はホワイトで、素材は固く詰まっており、ほつれや汚れに強くなっている
■ソックライナーの違い
フレッシュ:レザー素材に無数の穴が開いている
他にも違いはある?詳しく検証してみた
実際に手に取り見てみると、説明文には入っていない部分にも変更があったりと、注目すべきポイントがたくさんありました!ということで、様々な角度から徹底比較してみます。
■正面
ホワイト:比較的温かみがある白
フレッシュ:漂白感の強い白
ホワイト:タンは革製、裏地とパイピング(端を布で覆って縫う加工)は布製
フレッシュ:タンの表、裏地、パイピングがすべて革で出来ている
ホワイト:メッシュ素材の布製、カラーはオフホワイト
フレッシュ:アッパーと同じく革製
ホワイト:デュブレが付いている
フレッシュ:デュブレが付いていない
その他のパーツに大きな違いはありませんでした。
■背面
ホワイト:直接糸で刺繍
フレッシュ:タンと同じくデボス加工
ホワイト:縦幅が長い
フレッシュ:ホワイトに比べ縦幅が短い
その他のパーツに大きな違いはありませんでした。
アウトサイド
ホワイト:断面はグレー
フレッシュ:素材の裁断面までホワイトになっている
見た目上の大きな違いはやはり裏地とシューレース。その他のパーツに大きな違いはありませんでした。
■付属品の違い
ホワイト:光沢なしのグレー、ロゴはホワイト
フレッシュ:光沢のあるブラックで、ロゴはシルバー
ホワイト:"AF1"と印刷された白い包装紙
フレッシュ:星柄で、デボス加工の包装紙
サイズ感にも違いはある?
素材が変更されているということは、各所のサイズも違いがあるかもしれない。ということで、実際に計測してみました。個体差もあると思いますので、縫製に関わる部分はあくまで参考としてください。
計測モデル:ともに26.5cm
ホワイト:縦7.8cm、横4.4cmと縦長
フレッシュ縦7.5cm、横5.2cmと横長
ソール高・甲高・ヒール高にはそれぞれ1〜2mm程度の差がありましたが、その他シューズの長さ、幅に違いは見受けられませんでした。
結論。2つのモデルは似ている?似ていない?
同じように見えるフレッシュとホワイト。ここまで2つのモデルを比較をしてきましたが、実際に見ると細かい部分に様々な違いが。大きなポイントとしては以下の4つとなります。
1.同じエアフォースのため、サイズの大幅な変更は無かった
2.特徴的な部分(シュータンやヒールのロゴ、)が変更になり、ホワイトはカジュアル感、フレッシュはクラシック感を漂わせている
3.素材変更によりフレッシュは価格アップ、経年劣化に強くなっている
4.今までのエアフォース 07の特徴とも言えるデュブレがホワイトには付いているが、フレッシュには付いていない
よって、この2つのモデルは・・・
一見するとほとんど変わらないが、実際に所有し着用すると違いが明確になる
という結論に至りました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
結構違うんじゃないかと思われていた方、ほとんど変わらないと思われていた方、どちらの予想もあったかと思います。筆者は画像で見ていたときには「そこまで変わらない」と思っていたのですが、実物を見るほどにそれぞれの違いに魅力を感じました!
ホワイトはカジュアル感を、フレッシュはスマートな印象を与えてくれそう。シーンや普段の服装に合わせて変えてみても良いですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!一つは持っていて損のないオールホワイトのスニーカー。スニダンでも取り扱っていますので、購入時などにぜひ参考にしていただければと思います。