ドクターマーチンの「10ホール」とは?特徴やサイズ感、おすすめコーデを解説|コラム

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ドクターマーチンの「10ホール」とは?特徴やサイズ感、おすすめコーデを解説|コラムについて

レザーシューズブランドの中でも、独自の立ち位置を確立する英国ブランド「Dr.Martens(ドクターマーチン)」。ドクターマーチンといえば8ホールや3ホールが有名だが、10つのアイレットを備えた10ホールもブランドを象徴するアイコンモデルだ。今回は、そんなブランドの隠れた名作「10ホール」にフォーカス。8ホールとの違いを含めた特徴やおすすめモデルを紹介する。

目次

「Dr.Martens(ドクターマーチン)」とは

英国生まれのレザーシューズブランド「Dr.Martens(ドクターマーチン)」。1960年にアイコンモデルの8ホールブーツ「1460」を生み出した後、さまざまなカルチャーと密接な関わりを持ちながら成長してきたユニークなブランドだ。

そのアイテムは元々はワークブーツとして親しまれていたのだが、労働者階級の若者の間で流行したモッズやスキンズなどのファッションや音楽をベースとしたサブカルチャー集団に好んで履かれたことをきっかけに、反骨精神を表現するファッションアイテムへと進化。英国のロックバンド「THE WHO」のギターボーカルであるピート・タウンゼント氏が自身の労働者階級の誇りと反逆的な姿勢の象徴としてドクターマーチンをライブで履いたことを契機に、ロックやパンク界隈にもその人気が浸透。フェスシーンにも欠かせないアイテムとなり、サブカルチャーとは切っても切り離せない繋がりを持つシューズブランドへと成長していった。

その後は、メゾンのコレクションに登場したり、昨今はジャンルの垣根を超えたさまざまなブランドやアーティストとのコラボを発表。カジュアルに履けるデザイン性の高いレザーブーツとして老若男女から愛され続けている。

隠れた名作!ドクターマーチンの「10ホール」

ドクターマーチンといえば定番の8ホールが有名だが、8ホールのアイレットを2つ増やした「10ホール」もブランドを語る上で見逃せない名作だ。ふくらはぎ辺りまでくる、やや長めのロングアッパーが特徴で、8ホールのアップデート版として「1490」の名で登場。8ホールや3ホールには出せない独特の重厚感と個性溢れるルックスがポイントだ。かつて8ホールから離脱したスキンヘッズたちに好まれて履かれ、その後パンクやゴスといった数多くの若者サブカルチャーによってカスタマイズされていった歴史を持つ。8ホールよりも、さらにロックやパンクな雰囲気を醸せる主張のあるデザインで、音楽アーティストの愛用者も多い人気モデルだ。

ドクターマーチン「10ホール」の5つの特徴。8ホールとの違いも解説

アイコンモデルの中でも玄人的な立ち位置にある10ホールには、どのような特徴があるのだろうか。定番の8ホールと比較しながら、詳しいディテールを解説していこう。

・スタイリッシュに決まる10個のアイレット

「10ホール」と呼ばれている通り、10個のアイレットを備えたやや長めの丈が特徴。8ホールに比べて、より存在感があり、着こなしのアクセントとして活躍する。また、8ホールではちょっと丈が足りないと感じる方にもうってつけ。ウィメンズ向けのロングブーツのようにバリエーションがあまりないメンズにとって、ファッションライクに履けるロングブーツの存在は非常にありがたい。

・ラフな雰囲気を醸す切りっぱなしレザー

8ホールの履き口には、ぐるっと一周パイピングが施されているのだが、10ホールの履き口にはそのようなパイピングを施さず、切りっぱなしのレザーになっているのも見逃せない違いだ。切りっぱなしになることで歩行時に足に履き口が引っかかりにくく、ラフな雰囲気を醸せるのもいいところ。丈が通常よりも長い分、バランスを考慮したシンプルなディテールに仕上げられている。

・ドクターマーチンを象徴するアイコンパーツ

ブランドのファーストモデルであり、アイコンの8ホールをベースにしたアイテムなので、ブランドを象徴するアイコニックな特徴をしっかりと受け継いでいるのも10ホールの良さ。手書きのロゴを備えたヒールループ、ブラックレザーとのコントラストを効かせるために選ばれたウェルトのイエローステッチに加え、溝付きのソールエッジなど、一目見ただけでドクターマーチンと分かる特徴的なアイコンパーツで構成されている。ハードなイメージのあるレザー素材のロングブーツも、このパーツのおかげで日々のコーデの取り入れやすいカジュアルなデザインに着地している。

・快適な履き心地を提供するエアクッションソール

履き心地に懸念する人が多いレザーブーツだが、10ホールはもちろん、ドクターマーチンのすべてのアイテムには"まるで空気の上を歩いているかのよう"と表現される、エアクッションソールが採用されている。このソールは、ドクターマーチンの生みの親であるクラウス・マルテンス博士が自身の怪我によって開発したソール。ソール内に小さく仕切った格子状の空間を設け、そこに空気を密封することで高いクッション性を発揮。地面の硬さをダイレクトに受けない仕様になっているため、長時間歩いても疲れにくく、レザーブーツとは思えない履き心地に。長時間働く労働者の足元を支えてきたこと、また、アクティブな動きをするミュージックアーティストやフェスシーンでも着用されていた歴史に頷ける、類を見ない履き心地の良さを提供するレザーブーツだ。

・経年変化が楽しめるドレッシーなスムースレザー

定番の10ホールには、8ホールと同様の牛革のスムースレザーが採用されている。なめらかかつ絶妙な艶感があるスムースレザーは、レザーならではの重厚感に加え、ドレッシーな雰囲気もプラスできるメリットがある。エッジの効いた10ホールでも、この美しい素材使いによってキレイめにも触れるルックスに昇華。ガシガシ履き込んでもヘタらない耐久性の高いレザーなので、履き込むほどにどんどん味わいが増し、経年変化が味わえるのも男心をくすぐるポイント。レザー素材は履いていくうちにやわらかくなり、足馴染みが良くなる性質があるため、どんどん自分仕様に変化していくのもレザーブーツならではの楽しみと言えるだろう。

ドクターマーチン「10ホール」の気になるサイズ感は?

ドクターマーチンは、UKサイズ表示がベース。またハーフサイズのない1cm刻みとなっている。10ホールは通常のサイズ感のため、まずはいつも履いているサイズをチェックするのがベター。普段、ハーフサイズを履いているという方は、ワンサイズ上を選ぶのがおすすめだ。というのも、あまりに小さすぎたり、靴の中に隙間が全くないほどぴったりとした着用感だと、しっかりとしたレザー素材のため足が痛くなってしまう恐れがある。そのためサイズ選びに迷った際は大きめサイズをチョイスしてシューレースの締め加減やインソールで調整するのが正解。正しいサイズを選ぶことでレザーブーツに起こりがちな靴擦れを回避できる。

ドクターマーチンの「10ホール」を履きやすくするための方法をレクチャー

やや長めの丈が特徴の10ホールは、レザーをやわらかくし、快適な履き心地になるよう育てていく楽しみがあるモデル。とにかく履き続けるというのが大事なポイントだが、より早く柔軟なレザーに仕上げるには手入れが必須だ。まずは、何度か履いた後、表面の汚れをブラシでやさしく払い落とし、スムースレザーに適した専用のクリーナーで革の中までしっかりと汚れを落とすのが重要。その後、革に栄養と水分を補給するために、ポリッシュやクリームなどを全体に塗布して磨き上げる。その手入れを繰り返し、履き込んでいけば、徐々に足あたりの良いやわらかなレザーへと変化していく。普段スニーカーを履くことの多い方は、レザーブーツの最初の足入れが硬く感じるのは当たり前。しかし、この工程を何度も繰り返すことで、味わい深いルックスのやわらかく履きやすいレザーブーツが完成する。

ドクターマーチン「10ホール」のおすすめコーデ術

チャレンジするのに勇気がいる少し長めのロングブーツ。とはいえ、一度履きこなし方をマスターしてしまえば、ワンランク上のスタイルが楽しめるのは間違いない。10ホールの良さを活かすのであれば、細身のパンツをブーツインするスタイルがイチ押し。足元がギュッと引き締まり、ロックやパンクなどカルチャーの匂いを感じられる着こなしに仕上がる。ブーツインにマンネリを感じたときは、アンクル丈のパンツから10ホールをチラリと覗かせるのもアリ。ボリューム感のある10ホールなので、シューレースをギュッと締めてスマートに履きこなすとブーツの良さがグッと引き立つだろう。ちなみに、10ホール専用の140cmのシューレースも公式サイトにて発売中。周りと差を付けたいときや気分を変えたいときは、シューレースで自分なりのアレンジを楽しんでみてほしい。

おすすめのドクターマーチン「10ホール」4選

結局、10ホールにはどんなモデルがあるのか知りたい方に向けて、おすすめの10ホールをピックアップ。定番から人気のコラボを紹介!

Dr.Martens 1490 10 Holes Boots Standard Fit "Black"

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とにかく定番の10ホールが欲しいという方は、こちらのモデルをチェック。前述した通り、ドクターマーチンを象徴するパーツやつくりになっており、一点投入でトレンド感のあるブーツスタイルに。以前展開されていた10ホールよりも、足囲(ワイズ)が広くなり履きやすくなったスタンダードフィットで、ゆとりのある快適な履き心地を実現している。

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Y's × Dr.Martens 10eye Boot "Black"

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モード界の帝王と称される山本耀司が手掛ける「Yohji Yamamoto(ヨウジヤマモト)」の派生ブランドで幅広い層をターゲットにした「Y’s(ワイズ)」。すでに10年以上ドクターマーチンとのコラボを展開している名パートナー的存在のブランドだ。そんなワイズとの定番コラボモデルは、10ホールにシルバーのバックジップを設け、モダンなデザインにアップデート。引き手にはドクターマーチンのアイコンパーツであるヒールループを取り付けることで、使い勝手も良く後ろ姿も決まるデザインに仕上がった。通常のソールカラーとは異なる暗めのカラーのソールや、スムースレザーよりやわらかく、ややマットな質感のレザーも魅力的。よりスタイリッシュな雰囲気を演出する10ホールだ。

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Y's × Dr.Martens 10eye Quad "Black"

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2つ目に紹介したY’sコラボをベースに、ドクターマーチンの豊富なコレクションの中でも人気を集める厚底シリーズ「Quad」のソールを採用したコラボモデル。ユニークなトレッドパターンを採用したダブルソールが特徴で脚を長く見せる効果が期待できるうえ、足元にボリューム感が出てイマドキなバランスに仕上がる。一番上のアイレットのみシルバーを採用した細かなこだわりも見逃せない。こちらもY’sの定番コラボモデルと同様にバックジップが付いており、着脱がイージー。細身のパンツをブーツインしてバランス良く着こなしたい。

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Dr.Martens 1490 Hardware 10 Holes Boots "Black"

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アイレットに変化を加えた10ホールもラインナップ。ピンクゴールドのような繊細なカラーを採用したアイレットを使用。上から2つのアイレットはDカンを採用し、変化をプラスした。また、定番の10ホールよりも筒の部分を細めに仕上げている。ラグジュアリーなムード漂う10ホールは、キレイめなブーツスタイルを目指したい方におすすめ。

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おわりに

8ホールとはまた違った雰囲気が楽しめる10ホールは、ブーツスタイルを思いっきり楽しみたい方必見。ぜひ、ドクターマーチンの隠れた名作アイテムをチェックしてみてほしい。

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