フライトジャケットの種類は何がおすすめ?選び方のコツも紹介|コラム

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フライトジャケットの種類は何がおすすめ?選び方のコツも紹介|コラムについて

フライトジャケットは、ブームが長く続いているアイテムの一つだが、何を指しているのかや、種類について分からなくなることがある。フライトジャケットの種類や選び方、コーデの方法、おすすめの商品などをチェックしよう。

目次

フライトジャケットとは

フライトジャケットには多くの種類があり、カジュアルな装いが好きな人に注目されている。どのようなアウターをフライトジャケットと呼ぶのか、見ていこう。

空軍で着用するミリタリージャケット

フライトジャケットとは、米国の空軍などで採用された飛行服のことである。飛行士が操縦席に座る際の利便性や防寒性を考えて作られた。 ナイロンやレザーなどのさまざまな素材が使われ、軍隊で採用されていた時期や軍種などによって、多くのバリエーションがある。 もともとは飛行士向けに作られたアイテムだが、ファッショントレンドのミリタリールックに欠かせない、定番ジャケットとしても人気だ。 ミリタリーファンだけでなく、一般人がファッションに取り入れることも珍しくない。ややハードな雰囲気と、機能性の高さが魅力となっている。

フライトジャケットの主な種類

フライトジャケットにはさまざまな種類があるので、何がおすすめなのか分からなくなりがちだ。ファッションアイテムとして取り入れられる機会が多い、フライトジャケットの種類を見ていこう。

米国空軍の主力ジャケット【MA-1】

MA-1は、1950年代ごろから米国の空軍で採用された。操縦席での動きやすさが考えられた、シンプルなデザインが特徴である。 コンパクトな着丈で、腕の部分に小物を入れられるポケットが付いている。何度も改良が加えられ、米国空軍の主力ジャケットとして長年愛されてきた。 「ボンバージャケット」とも呼ばれ、ミリタリールックの定番ジャケットとして、男女を問わず着用されている。フライトジャケットの中でも人気が高く、ファッションアイテムとしてタウンユースに用いられることが少なくない。 リバーシブルタイプが多く、裏側がオレンジ色になったモデルが有名だ。オレンジ色はレスキューカラーであり、不時着した際などに仲間に見つけてもらうことを目的に採用された。 フード付きのN-2シリーズや着丈を長くしたN-3シリーズは、MA-1の派生型であることも覚えておこう。

レザー素材がポイント【A-2】

A-2は、1930年代に盛んに作られていた、陸軍航空隊用ジャケットだ。陸軍航空隊で最初に採用されたフライトジャケットA-1の後継として知られている。 着脱を簡単にするため、それまでのボタン式ではなくファスナー式が採用された。濃い茶色のレザー素材を使用し、袖と裾がリブニット仕様なのも特徴だ。 ファスナーの上にウィンド・フラップが付いており、防寒性を高めている。ミリタリー感は少なめで、きれいめなカジュアルスタイルと合わせやすいアイテムだ。

ナイロン素材のフライトジャケット【L-2】

L-2は、A-2の後継として採用されるようになったモデルである。1945年に誕生すると、1970年代ごろまで長く着用された。 生産性やコストなどを考慮し、それまでのレザー素材から、当時の最新素材であったナイロン素材に変更されている。 L2-AやL2-Bなどへの改変に伴い、色が変わっているのも特徴の一つだ。陸軍航空隊が独立して空軍となったことをきっかけに、L2-Aはそれまでのグリーン系の色味からブルー系の色味になったことで知られている。その後、L2-Bではグレー系のカラーへと変化した。

映画でもおなじみ【G-1】

G-1は、海軍航空隊が開発したフライトジャケットだ。ゴートスキン(山羊革)を使用し、襟にムートンを配置している。首元の暖かさを確保し、冷たい風の影響を受けにくくしている点がポイントである。 袖口とウエストにはニット素材が使用され、-10〜10℃の気温に対応できるように作られた。 1986年に公開された映画「トップガン」で、主人公役を演じた俳優・トム・クルーズ氏が身に付けていたことで有名である。映画の公開後にG-1の注目度が上がり、冬のファッションアイテムとして流行した。

防寒性が高い寒冷地仕様【B-3】

1930年代に陸軍航空隊で採用されたモデルだ。冬季のフライト向けに開発され、防寒性に優れている。-30〜-10℃の極寒環境に耐えられるように開発された。 冬場のアウトドアレジャーなどに耐えられる防寒着を探している人や、寒冷地に住んでいる人におすすめである。 シープスキン(羊革)を使用しており、裏側はボア仕様となっている。襟元のストラップを締めれば、冷たい風の侵入を防げる作りだ。 内側全体にボアが使われているので非常に暖かいが、やや動きにくい。この弱点を克服するため、後にB-3をもとに毛足を短く改良したB-6が登場した。

春秋におすすめなフライトジャケット

フライトジャケットは、さまざまな環境に対応できるように、多くのモデルが作られた。生地の素材やカラーもさまざまであり、季節感を意識して選びたいアイテムである。 春秋のおしゃれに取り入れたい、フライトジャケットをチェックしよう。

ライトな着心地

The REAL McCOY'S(ザ・リアルマッコイズ) タイプ L-2A リアル マッコイズ "ネイビー"

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L-2の後継として開発されたL-2Aを、色や質感にこだわって再現したモデル。普段使いしやすいナイロン製で、本物らしいフライトジャケットを求める人におすすめだ。 L-2Aは空軍が独立したことで、それまでのオリーブカラーからネイビーカラーに変わった歴史を持つ。L-2A固有の特徴である、ナイロンリブ付きである。 落ち着いていてきちんと感があるネイビーカラーなので、カジュアルファッションにはもちろん、きれいめファッションにも合わせやすい。

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差し色の赤がポイント

ザ・リアルマッコイズ A-2 / キャニオン レッド "シール ブラウン"

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A-2が生産された当時のデザインに準拠した設計でありながら、現代的にアレンジされた着心地に仕上げている。何度もサイズ感を見直し、シルエットにこだわったアイテムだ。 袖口や裾のリブが、赤色になっているところがポイントである。ツヤ感のあるホースハイド(馬革)を使用しており、レザーならではの経年変化による味わい深さも楽しめる。 大人っぽい雰囲気で着こなせるフライトジャケットを探している人や、上質なレザージャケットを求めている人におすすめだ。

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冬におすすめなフライトジャケット

フライトジャケットは防寒性が高く、真冬でも着られるタイプが多く存在している。冬におすすめなフライトジャケットを見ていこう。

ボリューミーなシルエット

Yohji Yamamoto(ヨウジヤマモト) ウォーター レペレント ナイロン ツイル オーバーサイズ N-2B フライトジャケット "ブラック"

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撥水加工されたナイロン素材を使用し、N-2シリーズの一つであるN-2Bをモチーフにしたジャケット。左腕部にシガレットポケットを配置しており、中綿が入っているため防寒効果が高いデザインだ。 首回りのシャギーファーは、グレーやカーキなどのカラーをミックスし、落ち着いた雰囲気だ。ブラックの生地とシルバーの金具の組み合わせなので、シックに着こなしやすい。 座ったときに邪魔にならない絶妙な丈感に仕上げ、動いたときに裾がずり上がってこないように緩めのリブを使用するなど、随所にこだわりが感じられる。 冬場に分厚いセーターを着たときも余裕があるように、ゆとりのあるサイズ感だ。裏地に滑りがよい生地を使用しているため、快適に着用できる。

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日本人に合うフィット感

WTAPS(ダブルタップス) x ALPHA INDUSTRIES(アルファインダストリーズ) N-2B コア スペック / ジャケット / ナイロン. ツイル. "オリーブ ドラブ"

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WTAPS(ダブルタップス)と、アルファインダストリーズがコラボしたN-2Bジャケットだ。大柄な外国人男性に合わせた設計になっているN-2Bジャケットを、日本人が着こなせるようにアレンジされているところが魅力である。 また、ダブルタップスのデザイナーが厳選した色味を採用しているところもポイントだ。 素材には、光沢感のあるナイロンツイルを使用している。ボア・ファー・表地だけではなく、ポケットの裏地まで同色でまとめられており、大人っぽく着こなせる。

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軽量なシープシェアリング

ザ・リアルマッコイズ タイプ B-3 リアル マッコイズ "シール ブラウン"

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1941年のヴィンテージ品をもとに再現された、本格的なフライトジャケットである。B-3は第二次世界大戦中に、寒冷地用装備として活躍した。 防寒性が高く、軽量なシープシェアリングインナーを使用している。冬用のフライトジャケットとして作られているので、寒い時期にピッタリだ。 毛足をあえて長く残す部分と短く刈り込む部分を設け、着心地とシルエットにこだわっている。

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刺繍に注目

Supreme(シュプリーム) グローブ MA‐1 "オリーブ"

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シュプリームとミリタリーウェアブランド「ALPHA INDUSTRIES(アルファ インダストリーズ)」とのコラボアイテムである。地球をイメージした大胆な刺繍が背面にある、中綿入りのMA-1ジャケットだ。 この印象的でユニークな刺繍は、個性的な刺繍作品を得意とする日本の葵産業が手掛けている。 リバーシブルで着用できる仕様になっていて、裏側にはレスキューカラーのオレンジ色を採用。左袖のシガレットポケットがワンポイントとなっている。

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フライトジャケットのおすすめコーデ

フライトジャケットは着回し力が高く、さまざまなコーデに取り入れられるが、どのように着こなしたらよいか悩むことがある。フライトジャケットと合わせるアイテムの選び方や、おすすめのコーデをチェックしよう。

スポーツミックスコーデ

MA-1やL-2などのナイロンを使用したフライトジャケットは、Tシャツ・パーカー・スウェットパンツなどのスポーティーなアイテムと好相性だ。 フライトジャケットは、操縦席で邪魔にならないように丈が短くデザインされているものが多いが、近年は着丈が若干長めにデザインされたタイプが少なくない。程よい丈感にデザインされているタイプを選ぶと、さまざまなインナーと合わせられるのがメリットだ。 フライトジャケットは落ち着いた色味のものが多いので、差し色に明るい色を使うとよりカジュアルなコーデになる。いつも同じような着こなしになってしまう場合も、キャップなどの小物類に差し色を取り入れ、印象的な着こなしをしよう。

上品なアイテムと合わせるきれいめコーデ

上品なアイテムは、フライトジャケットのややハードなイメージと相性がよく、うまく組み合わせればこなれ感が出る。 例えば、フライトジャケットに、きれいめなスラックス・チノパンなどを合わせるとおしゃれだ。特に、A-2のようなレザー素材のフライトジャケットはきれいめに着こなしやすい。 また、近年はトレンドに合わせてオーバーサイズのフライトジャケットも増えているが、サイズが大きすぎないレギュラータイプの方がきれいめな印象になる。より上品に見せたいときは、シルエットにもこだわろう。

フライトジャケットを選ぶポイント

フライトジャケットは、一般的なジャケットにはない個性があるので、どのように選ぶか悩む人もいる。種類も多く、何を選べば正解なのか分からなくなりがちだ。失敗しない選び方を見ていこう。

季節に合う素材を選ぶ

フライトジャケットは、ナイロンやレザーなどさまざまな素材が使われている。着用したいシーズンに合った素材で作られたものを選ぼう。 ナイロンやレザーは春秋向け、裏地がボアになったものは冬向けである。軽く羽織れるMA-1やL-2などは、昼間暖かく朝夕に冷え込む時期に役立つ。コットン素材で作られたものなら、ライトアウターとして活用できる。 また、中綿の有無や取り外しできるかもチェックしよう。ライナーを取り外せるタイプは、春・秋・冬の3シーズン使えるように作られているので、お気に入りのアウターを長く着たい人におすすめだ。

好みのカラーかどうか

フライトジャケットの定番カラーは、オリーブグリーンやネイビー、深みのあるブラウンなどである。レザージャケットは、レザーの色味を活かしたカラーリングになっている。 定番カラーのほかにもさまざまなバリエーションがあり、ボディのカラーだけでなく、袖口などのリブの色で個性を出しているタイプも豊富だ。春は明るいカラー、秋冬はダークカラーというように季節感を出してもよい。 また、インナーとの相性も考えて選ぶと、おしゃれな着こなしができる。ダークカラーが多いフライトジャケットのインナーには、ホワイトやライトグレーなどの明るめの色を持ってくると、爽やかに着こなせる。 落ち着いた雰囲気に見せたいときは、あえてダークトーンでまとめる方法もおすすめだ。全体が重くならないように、適度な肌見せをするなどして抜け感を意識しよう。

サイズ感も重要

フライトジャケットを選ぶ際は、体形に応じて着こなしやすいサイズを選ぶことが大切である。また、中に何を着るか考えてサイズを決めるのも重要なポイントだ。 冬は大きめなサイズを選ぶと、中にセーターなど厚みのあるものを着やすくなる。今どきな雰囲気やストリート感のある着こなしに挑戦したいときは、あえてオーバーサイズを選んでも構わない。 レザージャケットの着心地にこだわりたい人は、柔らかいレザーでできているものを選ぼう。柔らかいレザーはよく伸びやすく、中に分厚い服を着たときも窮屈感が出にくい。

おわりに

フライトジャケットは種類が多く、独自のアレンジを加えたものも豊富だ。フィット感やカラーなどにこだわっているブランドが多く、さまざまなタイプが見つかる。 カジュアルコーデはもちろん、きれいめな着こなしにも合わせやすく、四季を通して使いやすいものがそろっているところが魅力だ。 季節感のある素材や好みのカラー、サイズ感などにこだわると、自分に合うものを選べる。お気に入りの1枚を、毎日のコーデに取り入れてみよう。

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