おすすめブルゾン10選。春先＆秋口の強い味方！｜コラム

ブルゾンってどんなアイテム？

ブルゾンとは端的に言えば「着丈の短い上着」のことで、「裾を絞ったブラウス」を意味するフランス語に由来すると言われている。

というのも、かつてのフランスでは作業時に洋服が汚れるのを防ぐための上着を着用しており、これが現在のブルゾンの原型となったようだ。

似た言葉に「ジャンパー」があるが、これは基本的には同じ意味で、英語圏では主にジャンパーが使われる。その他の細かな違いとしては、ジャンパーの方がゆったりシルエットで機能的なものが多く、ブルゾンの方がどちらかというとファッション性を重視している印象だ。

一方で「ジャケット」との違いはどうだろうか？見分けるポイントとしては、前述のようにブルゾンは着丈が短いのに対し、一般的にジャケットはお尻の辺りまで長さがあるものが多い。ゆえに「○○ジャケット」という名称であっても、着丈の短いものは「ブルゾンの一種だ」と認識しても概ね問題ないだろう。

代表的なブルゾンたち

ブルゾンの種類はじつに豊富。本項目では代表的なブルゾンである、「MA-1」「スカジャン」「Gジャン」「スイングトップ」について解説する。

MA-1

via：edwin-mall

アメリカ軍で採用されていたフライトジャケットのひとつで、「ボンバージャケット」と呼ばれることも。戦闘機の狭いコックピット内で作業しやすいよう、極めてシンプルなデザインとなっているのが特徴だ。

開発当初はレザー製だったが、地上・上空での気温差による凍結を防ぐためにナイロンが用いられるようになり、いまのスタイルに。袖、裾には冷気をシャットアウトするためのリブが設けられているのもポイント。

スカジャン

via：union

非常に派手な刺繍が目を引く、サテンで作られたブルゾンのこと。「スカ」とは日本の横須賀(ヨコスカ)のことで、戦後すぐ、そのあたりの海軍基地に駐留していたアメリカ軍人への土産物として開発されたため、和柄の刺繍が施されている。

日本ではスカジャンの名称で広く知られているが、その由来から「スーベニア(お土産)ジャケット」とも呼ばれる。

Gジャン

via：union

1930年代に、リーバイス社によって生み出されたデニム製のブルゾン。同社がジーンズと合わせられる作業用の上着として開発したのが始まりだが、時代を追うごとにディテールが微妙に変化していき、古い順に「ファースト」「セカンド」「サード」「フォース」などと呼ばれる。

いまではさまざまなブランドが手がけており、アメカジやワークのテイストを演出できる定番ファッションアイテムとなった。

スイングトップ

via：fredperry

ゴルフプレーヤー用に作られた、軽量で薄手のライトアウターのこと。名前の由来は「スイングしやすい、上着(トップ)」とされており、「ハリントンジャケット」や「ドリズラージャケット」とも呼ばれる。

その用途から動きやすさが重視され、腕周りは比較的ゆったりと設計されており、ラグランスリーブのものなどが多い。

おすすめのブルゾン10選

アンチソーシャルソーシャルクラブアルファインダストリーズ x ASSC MA1 ジャケット "セージ"

2015年にLAで設立された「アンチソーシャルソーシャルクラブ」と、米軍用品供給メーカーである「アルファインダストリーズ」のコラボアイテム。深いカーキグリーンのミリタリー感満載ボディに舞い散る、ピンク×イエローのカラフルな花と蝶が映える一着。

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ニューエラ x マスターマインドジャパンボンバージャケット "ブラック x ブラック"

日本の素材、伝統技術に最新技術を組み合わせたリアルクローズを世界に発信するブランド「マスターマインドジャパン」がタッグを組むのは、「ニューエラ」。ブラックボディの両胸と背中にブランドロゴを配置。同系色なので悪目立ちせず、シックな着こなしを演出してくれる。

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ウィンダンシーマインデニムリバーシブル MA-1 "オリーブ"

「ウィンダンシー」と、"最も美しいシルエットと最高のはき心地"にこだわりを見せるラグジュアリーデニムブランド「マインデニム」。両ブランドロゴを鏡文字にして、リフレクター顔料で左胸と背面にプリント。現行のMA-1でなくヴィンテージにインスパイアされた、どこか無骨なアイテムだ。

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ダブルタップス JFW-04 / ジャケット / コットン. デニム 222WVDT-JKM06 "インディゴ"

ミリタリーウェアの都会的再構築を得意とするブランド「ダブルタップス」のMA-1は、インディゴカラーのデニム製。施したウォッシュ加工のおかげで、こなれた風合いのある仕上がりに。中綿入りなので、インナーをしっかり着込めば冬にも着用可能だ。

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ヒューマンメイド UZI メイドデニムジャケット "インディゴ"

ニゴー氏のブランド「ヒューマンメイド」がコラボしたのは、アメリカのラッパーであるLil Uzi Vert(リル・ウージー・ヴァート)。"UZI MADE"と題したコレクションのデニムジャケットは、フロントはいたってシンプルながら、バックに配したビジュアルがインパクト大の一着。

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シュプリームインセットロゴデニムトラックジャケット "ダーティー"

リーバイスの"サードモデル”をベースに、14オンスのデニムで作られたブルゾンは「シュプリーム」のもの。前腕部から背面までぐるっと回り込むようにロゴが配された、ブランドならではの遊び心がニクい。右腰部に小さく入った「SUP」のパッチもポイントだ。

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アベイシングエイプシャークデニムジャケットインディゴ "ブルー"

「アベイシングエイプ」のGジャンは、メイドインジャパンのユーズド加工デニムを使用。背面にはブランドを象徴するモチーフ「シャークロゴ」をプリントし、両腕には「猿人不打猿人」の文字を刺繍した。ヴィンテージライクな一着に施された、攻めのデザインが光る。

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エクストララージ x FR2 スーベニアジャケット "ブラック"

2014年のブランド設立以降、SNSを中心に人気が爆発的に拡大し続けている「FR2」。「エクストララージ」とのコラボアイテムは、両ブランドを象徴する「ウサギ」と「ゴリラ」が胸元と背面に描かれた、ユニークなスーベニアジャケットだ。

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キスフォアザテイラートウヨウスーベニアリバーシブルジャケット "ブルー＆グリーン"

前身の会社時代から数えて半世紀以上の長きに渡ってスーベニアジャケットを作り続けてきた、日本が世界に誇るブランド「テーラー東洋」。アメリカのブランド「キス」とのコラボアイテムには、NYと東京からインスピレーションを得た刺繍デザインが熟練の職人技で施されている。

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セントマイケルデニムティアーズスイングトップ "グリーン"

「レディメイド」のデザイナー細川雄太氏と、LAを拠点にアーティスト活動を行うカリ・ソーンヒル・デウィット氏のブランド「セントマイケル」。グリーンボディのフロント・バック両面に色鮮やかなモチーフを散らしたスイングトップは、街で目を引くこと間違いなしの仕上がりに。

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おわりに

いろいろなおすすめブルゾンを紹介した本記事。冬が終わって春が来る前に、ぜひお気に入りの一枚を見つけてほしい。

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