ゲルカヤノ14、ゲルクォンタム キネティック...いまストリートで履きたいASICSの注目モデル4足

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ゲルカヤノ14、ゲルクォンタム キネティック...いまストリートで履きたいASICSの注目モデル4足について

近年ストリートシーンで人気が急上昇しているASICS(アシックス)。JJJJound(ジョウンド)とのGEL-KAYANO 14を始め、多くのファッションブランドとのコラボモデルのリリースも多く、ネクストトレンドスニーカーとしての呼び声も高い。そこで今回はスニダン編集部がASICSの新作スニーカーから注目のモデルをピックアップ。最近の人気の理由についても解説する。

偶然ではない近年のASICSムーブメント


はじめに、近年のASICSの人気の背景に軽く触れていこう。前提として業界人やスニーカー好きからの支持は以前より高かったASICSだが、ここまでシーンに広まったのは、2017年からスタートしたKIKO KOSTADINOV(キコ・コスタディノフ)との協業の影響が大きい。ファッションブランドとのコラボも増え、「ケンダル・ジェンナー」ら影響力を持つセレブ達が着用し、ここ数年で一気に露出が増加した。加えて、韓国のファッションシーンではGEL-1090などのモデルが流行したことで、ASICSは「日本発祥のクールなスニーカー」として海外を中心に名を馳せていく。

その後、国内でも注目が高まったことから、ASICSの人気は”逆輸入”とも言われるがこれらは偶然ではなく、同社の海外チームが戦略的にファッションアイテムとして打ち出したからだという説が濃厚だ。戦略とはいえ、世界に通用するASICSのポテンシャルがあってこそ、ということは言うまでもない。

真骨頂はデザインに集約された機能美


ASICSの最大の魅力は、高い機能性が落とし込まれた美しいデザインにある。機能を追求した結果生まれた美しい流れるようなデザインからは、計算され尽くしたASICSのデザイン哲学を感じることができる。日本の技術が、機能性とデザイン性を両立させたのだ。

ハイパフォーマンスシューズがファッションアイテムとしてランウェイを歩くようになったのも、人々を魅了するデザイン性を持っていたからだろう。日本メーカーならではのこだわり抜いた物作りへの姿勢や安全性も、世界中のファンから愛される理由のひとつだ。

ASICSの新作モデルおすすめ4選

ASICSのスニーカーカテゴリであるスポーツスタイルからは注目のスニーカーやコラボモデルが続々登場している。ここからは人気のGEL-KAYANO 14の新色や、秋に似合うGEL-QUANTUM KINETICの”ピュアゴールド”など、スニダン編集部が気になる新作モデルをピックアップ。

GEL-KAYANO 14 "Cream/Black"

近年のASICSを代表するモデルが「GEL-KAYANO 14(ゲルカヤノ14)」だ。2008年に発売されたGEL-KAYANO 14は、初代からカヤノシリーズからデザインを続けていた榧野俊一から、山下秀則にバトンタッチして作られた初めてのモデル。発売時にはアメリカのランニング専門誌「RUNNER'S WORLD」のINTERNATIONAL Editor's Choice賞を受賞し、高い評価を得た。デザインは閃光をイメージしており、そこにミッドソールに衝撃を緩衝する”GEL(ゲル)テクノロジー”を搭載するなど機能性を合わせた。

ファンも多かったことから2020年に復刻を果たし、以降はキコ・コスタディノフやJJJJound(ジョウンド)を始め、多くのブランドとのコラボモデルが発売している。とりわけ、アッパーにメタルパーツを採用したカラーブロックのモデルはGEL-KAYANO 14の中でも特に人気が高く、近年は発売日に即完してしまうこともしばしば。クリーム色のアッパーにブラックとシルバーが映えるこちらのモデルも注目必至だ。

GT-2160 "White/Illusion Blue"

カナダ・モントリオール発のスケートボードブランドDime(ダイム)とのコラボも記憶に新しい「GT-2160」。2010年発売のGT-2000シリーズのデザインと機能を踏襲し開発されたモデルであり、同シリーズのGELテクノロジーの搭載やソールのセグメント構造、オーバーレイの軽量化など多くの技術が受け継がれている。また、デザインランゲージも忠実に再現しており、流れるような美しいアッパーのデザインも魅力的だ。

当時を感じさせるレトロな、やや“いなたい”ランニングシューズ然としたデザインはトレンドのY2Kなスタイルとの相性も良い。2010年代のASICSらしいデザインでありつつ、手の届きやすいプレイスレンジも嬉しいところだ。

GEL-NYC "Ivory/Clay Grey"

2019年から始まり、2023年に終了したAwake NY(アウェイク ニューヨーク)とASICSのパートナーシップのラストを飾るモデルとして、発売された「GEL-NYC」。2000年代初頭のGEL-NIMBUS 3をベースにMC-PLUS Vなどをミックスしたアッパー、GEL-CUMULUS 16を採用したソールと、asicsのアーカイブからインスパイアされ、さまざまなデザイン要素を組み合わせたモデルだ。

インラインではAwake NYとのコラボモデル以降も積極的に新カラーを発売。新色のIvory/Clay Grey(アイボリー/クレイグレー)は、重厚感があり、どこか近未来的でもあるカラーリングが特徴だ。秋冬のスタイルとも合わせやすく、一足持っておくと役に立つこと間違いなし。

GEL-QUANTUM KINETIC "Carbon/Pure Gold"

新作モデル「GEL-QUANTUM KINETIC」は、GEL-NIMBUSや、GEL-KUSHON、GEL-KINETIC、GEL-KINSEIなど、ASICSを代表するランニングシューズからヒントを得て作られており、ソールには衝撃緩衝性の高いScutoid GELテクノロジーを搭載。現在のASICSの知見が集約されたハイテクノロジーモデルだ。

キコ・コスタディノフとのコラボモデルを彷彿とさせる近未来的なシルエットに、機能的なディテールを組み合わせたモデルということもあり、ファッションシーンからの注目度も高い。カラーはゴールドベースのCarbon/Pure Goldの他、グリーンベースのDark Sepia/Shamrock Greenも展開。

ASICSが世界から支持される理由、それは日本のモノづくり精神

ASICSが支持されるのはデザインだけでなく、抜群の履き心地の良さや安心の耐久性にある。それらは、日本の誇る”モノづくり”への姿勢から生まれた賜物だといっても過言ではない。ASICSを試したことのない人は、是非一度履いてみてほしい。世界から愛されるその魅力に、気がつくこと間違いなしだ。


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